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進化の速度 2019-07-22

2023年12月07日 | スキル

できうる限り、自然に

雑味をいれずということをやっていくと

不思議なことに

システムは響きや厚みや深さというところにたどり着いていく。

 

このあたりを、

歪みをとるということと、誤解されるのだと思った。

電気信号での歪と

音としての歪は

当然、別物である。

 

音は、簡単に言うと、

何もかもの音に歪が有る。

ギターだろうが、バイオリンだろうが

その音は「歪」で構成されている。

ここちよい歪は「響き」として聞こえ

気分悪い歪は、「雑音」として聞こえる。

 

代理は電気的なことなど判らないが

WADIAの臨場感やら空気感やらでてくるのをみていると

あえて、付けている「歪」が重要だと思う。

LTD化するまでの音は、

(この当時、LTD仕様音質改善は、LTD化の時に行っていたので、

LTD化の時と書いていると思われる。)

LTD仕様音質改善課するまでの音は・・・

に訂正。

もうひとつ、自然感がうすいのだけど

「歪」をいれてやることで

陰影やら奥行きやらが深くなり

これが、距離感や深み・立体感になり

緻密さをますと、空気感や臨場感をだし

実在した音になってくる。

 

そこで、思うのだけど・・・・

はたして、電気的な歪をとってしまって(整えて)

音質的歪が生み出す空気感と空気振動とか

低域のうなりとか、無事なのだろうか?と思う。

 

どういうのだろう。

データでみれば、電気的に歪0等のほうが良いのだろうけど

実際の音を考えると

歪0の世界ではない。

 

たとえていえば、

スプレーの中の成分は完璧なものであって

そこから出てきた「飛沫」が、

成分だけの効果しか発揮しないだろうか?

と、思うのに似ている。

 

たとえばだけど、

「飛沫」が温度をさげて

部屋のなかは、「清涼感」に満ちる。

そういう2次的効果は

成分のデータだけでは測れない。

 

高次倍音の解説を読んでいても

同じような事を思う。

 

結局、そういう2次的効果・3次的効果というのは

色々、やってみないと判らないところがある。

先の実例でいくと

「歪」をいれてやることで

陰影やら奥行きやらが深くなり(2次効果)

これが、距離感や深み・立体感になり

緻密さをますと、空気感や臨場感をだし

実在した音になってくる。(3次効果)

 

データは確かに大事だけど

それよりも大事なのは

効果をかぎとる予想耳。

(耳なので聴きとると書くべきだが

先見みたいな意味合いが有るので

嗅ぎ取る・・だな)

そこから、どうするかということなんだけど

一つの土台(OH)がしっかりした物になってくると

道筋が見えてくるのだろう。

 

思い起こせば

WADIA6

筐体を開けた事さえなかった2010年

それが

2017年1月には、WADIA全般の

LTD仕様音質改善・LTD 化・Blue化・オプション(他機器ごとに多少変わる改善)

実質的には5年ほどでLTD-Blueを完成させている。

 

もしも、WADIAだけにかかわっていたら

もっとはやくできていたかもしれない。

逆に、他の機器を触ることで、スキルもヒントもあがった。

そして、ひとつの(大きな)変更をかけたあと、

1年位はエージングして、お客様の機器に実用できるか

確認する。

と、なると、

LTD仕様音質改善・LTD 化・Blue化で、

約3年くらいの開発完成日数がかかる。

そう考えていただくと

5年でWADIA全般から他機種への応用までとなる間に

台数(追加改善も1と数えると)100台以上のメンテナンスをしながら

と、いう状態は、かなりの進化速度なのだとおもう。


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