CDP自体の性能をあげるということと
アクセサリ・付属部品で音質をあげるということは
まったく違うのだろう。
むろん、そこそこの電源タップや電源ケーブルなどは
常識？として、良い物に換えている。
CDPの性能をあげれば、当然、出て来る音質はよくなる。
電源として考えると
トランスを大きくすると、良い。
と、いうのが、
３７．０Lと
プロシードCCDとは
同じマテリアルガルドル社（うろ覚え）の製品で
中味はほぼ同じである。
ところが、プロシードのほうが、トランスが大きい。
実際、高橋も憧れのAudioの記事の中で、それは書いているけど
プロシードの方が有利ですね・・みたいな
あいかわらずの「さらっと書き流す」をやっています。
これは、そのトランスがおおきいということだけで
どういう効果がおきるか、判っている人には
「すごい」と、いうのが判るのでしょうけど
実際のところMLのネームヴァリューでステータス耳になっている人が多いので
その違いなどに、着目しない様である。
３７．０Lを一言で言ってしまうと
「甘い・緩い」
それは、プロシードと比べると歴然として判る。
プロシードは、硬派で堅実なトレースでありながら
情感にうったえる響きがある。
相方がオデオンライトであるということも大きいと思うけど
３７．０Lとオデオンライトにしても
「緩め・甘い」というのは変わらない。
むろん、全て、高橋の手が入っているから
素の３７・０L他とは違う。
素の状態の３７・０Lになると
もろに「緩め・甘い」が見えてしまう。
プロシードになると
WADIA21LTDを越していたのであるが
改善後の３７・０Lでも、そこまでは行かない。
すると、何が違うかというと
トランスの違い、トランスの大きさによる効果の違いとしか思えない。
トランスにより
音の解像・表現が深く・広く・緻密になってくる。
逆をいえば、３７．０Lが浅く・狭く・曖昧なため
「緩め・甘い」音になってしまうのかもしれない。
で、この事から、電源自体を上げればよくなるのではないかと考えてしまうのだけど
１００Vを２００Vにするとか、こういうことは、
機器の後ろで、変えられる機能がついているので
昇圧トランスなどで、確認することができるが、
まったく、変わらない。
入ってくる電気より、内部でのトランスなどの性能が問題であると思う。
（ただし、ネットをぐぐると２００Vにしたら、よくなったという記事があるが
これは、おそらく、もともとの機器の性能がたりてないため
効果がでたのだとおもう。WADIA LBあたりになると、
まったく、差異を感じない）
で、この内部のトランスをあげるのが、WADIA LTDの施工の中に入っている。
この部分だけを触るのではないので、LTD化などでは、如実に
トランスの効果はわかりにくいのだけど
当方のWADIA６LTD（プロト）の時など
トランス単体交換を行っている。
その記憶でいうと
音質のクオリティが格段にあがった。
まず、音楽の成分。
きちきちの電圧では表現できず、縮こまっていたものが
一気に開放される。
この楽器の後ろ側に、まだ、音が有った。
と、わかったり
輪郭なども、アップして
全体的にふくよかになり、なめらかでありながら、
ひとつひとつの音を確実に表現してくる。
暴れん坊の音たちが、狭いところに閉じ込められていたのが
余裕のある広さになり、縦横無尽に駆け回る。と、言う状態で
あの子、バック転できるんだ。
三角飛びもするんだ。
と、吃驚させられる。
そういう状態になる訳である。
なので、機器自体の性能をあげていくことのほうが大事で
アクセサリや付属部品では、
相変わらず、狭いところに閉じ込められている状態は変わらない。
しいていえば、普通に走っている子がフォームが良くなって
ラップタイムが上がる。と、いうことで、
良くなったという感じにはなるけれど
その子がもっている能力は「走り」だけではなく
あらゆる場面での
身体能力の高さを発揮できていない。
ゆえに、アクセサリ・付属品を先にして
機器本体の性能を上げない事については
「こて先」だと、代理は厳しいｗｗｗｗ
