過ぎ去ったあの夏。
電気を消した夜の備蓄庫。
真っ暗な部屋からビチビチ音が聞こえる。
だれも部屋にはいないはず。。。
そう思い、慄きながら部屋に足を踏み入れる。
どこから音が聞こえる....?
入り口ではない。
部屋の奥からだ。
ビチビチ、ビチビチ
ずっと音が聞こえる。
音の元を探す。
ここか？
違う。
ここか？
音の元を探す。
やっとたどり着いたもの。
それは米袋。
明るく照らされた白い米袋には
無数の黒い影が浮かんでは消え浮かんでは消える。
。。。。。。
ぞぞぞぞぞ！
ひい！！
未開封の米袋の中でコメ虫が湧いてる！
羽ばたいて袋内でぶちあたってる！！
もうね。鳥肌ものでしたよ。
中で世代交代を繰り返しながら増えてました。
その夜はそっとしておいて
翌日、ベランダで思い切って開封しました。
さあ！飛んでけ！自由だ！！
開け放ったものの
コメ虫どもは
ここ暖かくてご飯も一杯交尾相手もいっぱいだから
出て行かないでやんす。
と、ずっと米袋でうぞうぞしてました。
酷い目にあったほろ苦いひと夏でした。
で！！！
コメ虫わくからと備蓄できずにいたお米でしたが
クーラーの効いた部屋に置く
圧縮袋で真空にする
この二つでかなり防げるとの情報を仕入れたので
思い切って
米60キロ
備蓄しました。
ビチビチ音、
ノーカモン！！！
来月が山です。