ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド | MusiCinemania by Uzo★mUzo

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド



原題:Once Upon a Time in Hollywood

映画2019/08/30

監督・脚本 クエンティン・タランティーノ
ナレーター カート・ラッセル

出演 レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、
マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ、
マーガレット・クアリー、ティモシー・オリファント、
オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、
ブルース・ダーン、アル・パチーノ、
ジュリア・バターズ、ルーク・ペリー、
ニコラス・ハモンド、ゾーイ・ベル、
ダミアン・ルイス、ドリーマ・ウォーカー、
ルーマー・ウィリス、デイモン・ヘリマン、
オースティン・バトラー、レナ・ダラム、
マディセン・ベイティ、マイキー・マディソン、
マヤ・ホーク、ハーレイ・クイン・スミス、
ダニエル・ハリス、ブルース・ダーン、
ロレンツァ・イッツオ、レベッカ・ゲイハート、
スクート・マクネイリー、クリフトン・コリンズ・Jr、
クルー・ギャラガー、マーティン・コーヴ、マイケル・マドセン、
パーラ・ヘイニー=ジャーディン、ジェームズ・レマー、
リュー・テンプル、ブレンダ・ヴァッカロ、
(未公開シーンに出演)ジェームズ・マースデン、ティム・ロス

(あらすじ)

1969年のハリウッド。

かつて西部劇のスターだったリック(ディカプリオ)は
映画俳優への転向が上手くいかず、
現在は単発の悪役が主な仕事となっていた。

彼の専属スタントマンで
親友でもあるクリフ(ブラピ)も
俳優としての仕事はなく、
リックの世話係となっていた。

リックのキャリアを心配する
映画プロデューサーのシュワーズ(パチーノ)から
イタリア映画の西部劇のオファーが来るが、
リックは都落ち感を覚えて泣く。

リック邸の隣には
時代の寵児であったロマン・ポランスキー監督と、
その妻で売り出し中の女優・シャロン(マーゴット)が
引っ越して来た。
邸宅にはシャロンの元恋人・ジェイ(エミール)も
出入りしていた。

ポランスキー邸に男が訪ねて来る。
以前住んでいた「テリー」に会いに来たのだが、
越したことを話すと帰って行った。

リックから
撮影中に自宅のアンテナの修理を頼まれたクリフは
ここ数日顔を見かけた
ヒッピーのプッシーキャット(クアリー)を車に乗せる。
彼女の行き先が
かつてのなじみの撮影所だった
「スパーン映画牧場」だったからだ。
彼女はそこで仲間と暮らしていると言う…

(感想)

1969年のハリウッドを描きながら、
カルト集団「チャールズ・マンソン・ファミリー」による
シャロン・テート殺害事件がクライマックスになる作品。

でもこの映画ではシャロンは殺されず、
リック(バート・レイノルズがモデル)、
クリフ(レイノルズのスタントマンだったハル・ニーダムがモデル)、
リックのイタリア人の妻が襲われる。
が、西部劇で賞金稼ぎを演じていた彼らは
その役柄のように
愛犬・ブランディーと共に
マンソン・ファミリーに応戦し、勝利する。

この後に
シャロンが襲われることになった、という設定なのだろうか。

犯罪者への慈悲が
被害者へのそれよりも守られていることに
疑問の声も出ている現在、
正真正銘の狂った自己中心的な罪人が
金玉を犬に噛み千切られ、
缶詰の切り跡のギザギザで顔を刺され、
火炎放射器で焼かれ、
頭がぐちゃぐちゃになるくらい殴打される様子は
ホラー映画で突然人が殺される様子を見るよりも
カタルシスがある。
殺すことに怖気づき、
その動機付けに
「過去の彼の出演作品を真似た」ことにしようとする小賢しさは
無責任にネットで炎上を煽る連中みたいだった。
何より、男女の区別なく
無慈悲にひどい目に遭わされるのは
爽快だった。
行き過ぎた女性擁護が目立つこの頃だけど、
男だろうが、女だろうが、悪人は悪人だ。

だがそれはラストの13分のみで、
後は当時のハリウッドの様子を描いた
そこに行きつく伏線を含んだ
ヒューマン・ドラマ。
その構成は効果的だった。
作風のタッチに
タランティーノの登場人物への気持ちに
温かさがあり、
そのスタンスに
映画愛と、
ちょっとした精神的な変化を感じた。

ディカプリオとブラピのカリスマ性が光り、
彼らなくしては退屈に感じたかも知れない。
二人とももう中年だし、
皺もクッキリなんだけど、
その年齢なりの格好良さが
ちゃんとある。
いつまでも外見の若々しさだけを追求する
日本の嗜好とは違うなぁと思った。
ジャニーズはグロテスクの極致だと
改めて思ったり。

毎度のことながら、
タランティーノの音楽のセンスの良さが
冒頭から感じられる。
自分も洋楽には詳しいほうだとは思うけど、
彼の映画を観ると
知らなかった佳曲に触れることが出来る。
今作に使用された楽曲で
知っていたのは2曲だけだった。
アンテナの広さが凄い。

161分だけど、その長さを感じさせない。
面白かった。

映画オフィシャル・サイト







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