【義母との別れ】後悔を減らす人生
新型コロナウイルス感染症は
未曽有の事態が続いております。
世間が混乱の中、
老人ホームに入居していた90歳の義母が、
昨日、亡くなりました。
老衰でした。
ただただ、悲しいです。寂しいです。
涙がとめどなく溢れてきます。
義母は半年前までは、元気に前向きに
力強く生きていました。
半年前に、老化により背骨を骨折しました。
しかし、90歳ではあるものの、医療の力と義母の頑張りで
奇跡的に治っていました。
そのため、春になり温かくなったら家に帰ることを、
楽しみにしていました。
2年後、夫が退職したら一緒に住もうと話していました。
一緒に住もうと話した際に義母は私に
「ありがとう。楽しみにしてるよ」
と言ってくれました。
今回のコロナウイルス対策のため、老人ホームから
入居者の方とは全員、面会謝絶との連絡があり、
実の息子である夫も会えなくなりました。
義母と会えなくなって1か月がたった、ほんの10日前に
突然、老人ホームから
「会いに来てほしい」との連絡があり駆けつけてみると
義母はやせ細り、以前の面影がありませんでした。
そして、結局、昨日朝、亡くなりました。
私が、最後に会ったのは2日前の土曜日。
冷たくなっていた手を摩りながら
「お母さん、頑張って。もっと生きてほしい」
と涙ながらに伝えたとき、目を開いてくれました。
3日前の金曜日に、ポカリスエットを飲ませていた時には、
私としっかり目を合わせ
「千鶴さん」
と言ってくれました。
それが私を名前で呼んでくれた最後でした。
義母の遺影は、3年前に一緒に旅行したときのものを
使ってもらうことになりました。
3年前、義母、実父母、夫、私の5名で鵜飼船に乗るために
愛知県犬山市に観光旅行した時のものです。
笑顔いっぱいの写真です。
写真を撮ったのは夫で、何か面白いことを言ったようで、
皆が笑顔でした。
実父は2年半前に亡くなりました。
今度は義母です。
夫には、ここ数年、
「親孝行は親が生きているうちしかできないから
後悔がないようにしようね。」
と言いながら、両親と会うようにしていました。
永遠の別れが訪れる覚悟はありました。
しかし、
ただただ、悲しいです。
ただただ、寂しいです。
後悔がないように生きることは難しいですが、
ベストを尽くし人生の後悔は減らしたいですね。
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