2020年6月1日月曜日

そば粉ガレット


きょうは、ほぼ、祝日です。

「ほぼ」というのは、
働きにいってもいいし、
働かなくてもいい、という、
変な、祝日です。
たしか、
この日、働いた分のお給料は、どこか、
別な人たちのため、ということです。
ちょっと、わかりにくい日です。

私は、テレワーク中ですので、
このことは、
あまり、気にしません。

けさ、
散歩に行きましたら、
菩提樹の木が、
満開でした。
いつもなら、いい香りがぷんぷんするのですが、
今年は、マスクをしているせいでか、
香りが、しません。

花は、ふさふさと、ぶどうのようになっています。
収穫するのでしたら、
豊作、というところです。
まぁ、街路樹ですので、
だれもとりにこないと思います。
とれば、
おいしいハーブティができるはずです。

毎年、
この香りがすると、
「あぁ、学年末だな」と、
思ってしまいます。
試験がある時期です。
ちょっぴり、緊張する時期です。

ですが、今年は、
音楽院では、試験は、なくなりました。
高校では、
バカロレア試験が、なくなりました。
ふだんのテストの点などをまとめて、
それを、評価するそうです。

生徒さんたちを見てますと、
喜んでる人もありますし、
長年の目標を失ったような、
がっかりの人も、あります。

グランゼコールだけは、
たんたんと、入試試験を行うようです。
調子がくるって、大変でしょうが、
がんばってほしいと、応援したくなります。

なんともいえない、
たとえようもない、
おかしな、学年末になりました。


ところで、
先日は、クレープと、ガレットを焼きました。
小麦粉と、そば粉が、
ブルターニュ地方から届いたのです。

そば粉でなにを作るか、
あまり考えていませんでしたが、
「たま」さんという方が、
ガレットのことを、お話になったので、
「!」と思いつきました。

私は、
遠い昔、
小さかったころ、
おそばをよく食べさせてもらいました。
江戸っ子の大好きな、
もりそばです。
今でも東京へ行くと、
のれんをくぐって、
もりそばを、2枚くらい、たいらげます。

それから、
ご存知の方も多いと思いますが、
「そばがき」といって、
そば粉に、熱湯をかけて、こねて、
おしょうゆと、
ねぎと、
七味をかけて、そのままいただく。
そのおいしさも、知っています。

ですので、
ブルターニュ特産の、ガレットというのも、
理由なく、とても好きになります。
もし、そば粉が、新鮮で、
香りが高ければ、
もう、おいしくて、おいしくて、
心が、よろこびます。


一番うしろの、
緑の絵のものが、そば粉です。
blé noir(黒麦)と書いてあります。
ガレットの作り方も、書いてありました。
それにしたがって、
水、牛乳、塩をまぜて、
2時間ほど、部屋においておけば、
生地のできあがりです。
あとは、うすくのばして焼きます。
プロの方のようには、
なかなかうすくのばせませんが、
ちょっと厚めのも、私はおいしい。

その上に、
お好みの、ハムや、チーズ、目玉焼き、サラダなどを、
のせて、
おふとんのように、くるんで、
ナイフとフォークで、いただく。
cidre りんごサイダーがあったら、
もう、完璧に、おいしいです!

日本のおそばと、
ブルターニュ地方のガレットと、
どういう関係があるのか、
たぶん、つながりは、ないですが、

私は、
おそばも、
ガレットも、
両方たのしめますので、
一粒で2度おいしい、ような、
得をしたような気持ちになりました。
持ってきてもらったそば粉は、
とびきり、新鮮でした。
西洋と東洋と、まざったような、
なんとも味わい深い、ガレットでした。

きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Chiyoさん、こんにちは。

いっぱい書きたいことがあって、肝心のコメント書くのが遅くなりました。
子どものようですね。

愛らしい綺麗なお花、、と思えば、これが菩提樹なんですね!
おそらく初めて見ました。

しかも、香りもよくて、ハーブティにもなるなんて。
是非とも実物の木や花を見てみたいです。
名前だけは聞いていましたが、楽しみが増えました。

ガレット!

いい香りが、こちらまでただよって来ましたよ。
前は、そば粉を作っていた叔父から、分けていただきソバ団子汁も
よく作りました。
今ならガレットの作り方も、ネットで分かったでしょうに、残念。

代わりに、そばがきは時おり作って食べました。
でも、黒砂糖をかけて甘くして。
実家は宮崎なので、甘い系が主流だったのかも?
ごくまれに、お醤油をかけて食したような気もします。

ネギと七味は、そばがきをより風味豊かに頂くのにもってこいの
食材ですね。
どちらにしても、そば粉100%なんてすから、贅沢な食べ物です。

クレープもいいですね。
25年ほど?前に、サクレクール寺院のあたりで、クレープを頂きました。

初めは あまりの薄さと想像との違いにガッカリしたのです。
レモン汁とお砂糖少し、こんなのクレープじゃない!と。

考えてみたら、日本で食べるクレープの方が、アレンジされ過ぎていて
フランスの方から見たら、こんなのクレープじゃない!かも、ですね。

私にとってのそれは、ホイップクリームたっぷりに、バナナと
チョコレートシロップがかかっている、甘~いもの、だったのです。

ナニコレ? 異なる食文化?と、
納得いかないような気持で、クレープを食べたのを覚えています。

長くなりました。
ごめんなさい!

今日もありがとうございました。

嬉し恥ずかしい、たま

Chiyo さんのコメント...

たまさん、こんにちは。

そばがきに、黒砂糖ですか!
これまた、いいお話をいただきました。
さっそく、
ためしてみます。
おかげで、
ここは、
カルチャーの、るつぼに、
なりつつあります。
おもしろいです。

クレープのお話ですが、
私も、薄いクレープよりも、
少し、
弾力性がある方が、おいしいと思うのです。

クレープ屋さんによって、
ずいぶん違います。
カサカサと、
かわらせんべい的なクレープやさんが、
けっこう人気あったりします。
私は、どこに行けば、
ふわふわのクレープがあるか、
知っていますので、そこに行きます。

それから、
私の友人に、
ブルターニュ系の人がいます。
その人が、
日本に旅行をして、
日本のクレープが、ものすごくおいしかったと、
言っています。
クレープ原産地の人が、そういうのですから、
変な話ですが、
きけば、
ホイップクリームに、シロップ、と、
たまさんが、おっしゃるもの、そのものです。

おもしろいですね。