オラパリブ | 創薬メモ

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創薬化学、有機化学、有機合成について書き進めていきます。

■ 一般名

オラパリブ  / olaparib


■ 先発品

リムパーザ


■ 構造式

 

 

■分子量

434.46

 

■分配係数 (計算値)
logP = 1.96 (MarvinSketch / Consensus)

 

■ CAS

763113-22-0

 

■ 効能・効果

白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法
がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌

 

■ 作用機序

PARP-1、及び、PARP-2 を阻害。
ヒト卵巣癌由来細胞株(59M、OVCAR-3、IGROV-1等)、
ヒト乳癌由来細胞株(MDA-MB-436、HCC1395、SUM1315MO2等)の増殖を抑制。

ヒト乳癌患者由来HBCx-10腫瘍組織片を皮下移植したマウスにおいても、腫瘍の増殖を抑制。

 

■ PK

単回投与, 日本人固形癌患者, 300 mg

 

AUC: 54.4 ± 37.5 ng・h/mL

Cmax: 8.19± 291 ng/ml

tmax: 1.98 h

t1/2: 9.43± 2.86 h

 

■ 製造販売

アストラゼネカ

 

■ 参考

リムパーザ®(オラパリブ)、がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌の治療薬として適応を拡大

 

■ 医療用医薬品添付文書情報 / iyakusearch

リムパーザ錠100mg, リムパーザ錠150mg

 

■ 共結晶構造 (Ligand: olaparib)

5DS34TVJ4TKG3U9Y

 

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