以前の記事でお知らせしましたが
12月10日に豪華講師陣と共に、
EVT Special Topics WS ベルカント を開催します!
私は17歳から声楽を始めたので、
かれこれ25年以上歌に携わっています。
最近は、ミュージカルやポップスを歌う若い人へのレッスンが多いのですが、やはりオペラには特別な思い入れがあります✨
大歌手にはなれませんでしたが、私の音楽人生は素敵な出会いに恵まれていました。
高校2年生で盛岡で声楽を始めた時は、情熱を持ってあたたかく導いてくださる、素晴らしい先生にお世話になりました。
イタリア留学中も、レッスンで耳にする”本物のイタリアの声”に興奮して、録音に入っている先生方の声を"CDみたいだなぁ..."
と何度も何度も聞いたのを覚えています。
でも不器用な私は、なかなか上手になれないので落ち込むことも多かった...
留学1年目の夏にレナータ・スコットのオペラスタジオを聴講し、そのアカデミーの発声の先生だったアンナ先生に出会った時から、私の声へのアプローチは変わり始めます。
フィリアノーティさんの師匠でもあったアンナ先生は、ジョー・エスティルさんから直接指導も受けたことがある、イタリアではとても有名な声楽の先生だったのです。
(その後エリーザ先生との出会いやエスティルを始めた経緯は今度ゆっくり書いてみたいと思います。)
留学1年目、色々な人から応援して送り出してもらったのに、
なかなかうまく歌えず...声の調子も悪く...
自然な声ってなんなんだろう...なんでいつも行き詰まってしまうんだろう...と悩んでいた私に、あかりを灯してくれたのが、エスティルと音声生理学でした。
発声のメカニズム...声が遠くへ飛ぶ理由...
どんな呼吸が正しいの?
どうして喉が苦しいのか...
本当に腹筋を使う必要はあるのか(ないです)...
いい感じに響いた感覚は、なんで翌日には見つからないのか...
マスケラってなんなの?
慣れないイタリア語を拾う様にして聞きながら、多くの疑問が、雲が晴れる様に解けていった講座での衝撃は今でも忘れられません。"知ることは、パワーになる"、とエスティルでは言いますが、本当にその通りだと思います。
あれから12年経つのかな...
今回この様なオペラのワークショップをオーガナイズすることが出来るようになりました。
イタリア、ロシアと続いて開催しますが、一番最初が日本!
クラシックの人にも科学的なトレーニングをして、素晴らしいオペラの伝統と融合できたら...といつも思っていたので、私は本当に嬉しいです✨
講師陣は、イタリアの音声医学界、発声学、オペラ界を代表する3人です。
大劇場で大喝采を浴び、大歌手たちの声を作り、ケアしてきた方々となります。
多くのオペラ歌手たちも、発声のプロとして頼りにしている、Estill Voice Training EMCI-Tアレハンドロ氏
ロッシーニやフィレンツェ5月など、オペラフェスティバルの顧問医を務めるヨーロッパを代表する音声医学専門医・フッシ博士
メトロポリタン歌劇場、スカラ座などで世界中で活躍する世界的テノール・Filianotiさん
内容は、歴史、テクニック、スタイルの分析...
それからWS翌日から使っていただけるエクササイズの実演もします!
講師陣のご紹介も、次のブログでしていきますね!
どんな講座になるのか、私も今からワクワクです!
この機会にぜひご参加ください😊
詳細はこちら↓↓