私はこのドラマを2話から見ていたのですが、医療系が多かった今回のクールの中でも最初はコメディタッチであまり好きじゃなかったんです。
でも、だんだんと、面白くなってきて。
最終盤にかかると、泉谷しげるさんの演技がとても光っていて。
もう脳にガンが転移してしまっていて、肺癌ステージ4。
治験の薬も試してみたけれど(テルくんに勧められたから)結局、ダメで。
入院している最中、お医者さん皆んなが病室を囲って(これって、良いの?)笑い合っている様子を見て「生きてる!」ってこういう事なんだなぁって思って。
精一杯生きてるって。
私の父を見送った時もそうだったのですが、父の場合はもう8年近く、施設で意識不明で寝たきりで。
最期は延命治療はしませんでした。(本人に同意をもらえなかったので、というか、意識が無かったし。家族がそう判断しました)
胃ろうもして。
それでも結局胃の力が弱くて、腸ろうもして。
父には可哀想なことをしました。
最期は、私だけが見送る形になって。(すぐに妹たちが病院に車で駆けつけてくれたけれど)
父は病気ではなかったけれど(事故で、意識不明になりました)最期は自分で選びたかったのかな。
って、泉谷さんの演技を見て、そう感じました。
で、話は元に戻りますが、テルくんが、最終話、暴漢の命を救った(結局、救急救命医だから、そうせざるを得なかった)のは、エゴじゃなかったのかって自問自答していましたが「自分は医師だから。目の前の患者の命を救うのは、欲があるから。だから、救ったんだ」って、暴漢に刺されてI C Uに入っていた母親の娘(名前度忘れ)に言っているシーンがあって。
私、それを見ていて、ドラマだけど、なんだか実体験のような感じがして。
泉谷しげるさんが、延命治療はいらない。
最期はテルくんの読経で見送られたいって書いてあって、最期、結局、テルくんは読経をしようとするんだけれども、涙で声がどんどんかすれてしまって。
それを見ていた私も号泣。。。
最期は静かに泉谷さんも逝ってしまって。
こんな静かな最期もあるんだって、そう思いました。
このドラマ、視聴率、どのぐらいあったのかは調べてはいませんが、できればシーズン2もやってほしい!
ラスト、ムロツヨシさんがまだ子供ハートセンターを諦めていなかった(5年後を目処にするらしい)のが面白かったです(笑)