指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

ダム映画3本

2020年02月21日 | 映画
今回の「戦後日本ドキュメンタリー映画再考」では、ダム映画があった。
『佐久間ダム』から「黒部ダム」さらに、「小河内ダム」などで、小河内ダムは見たかったが、日程が合わず。

『佐久間ダム』は有名で、学校で見させられたと思うが、これは電源開発の事業だったが、高秀元横浜市長も現地で働いたそうで、退職後その資料を横浜市中央図書館に寄贈された。電源開発の事業だったが、道路改良などは建設省がやったのだと思う。



さて、昨日見たのは『下久保ダム』、長野の梓川の『奈川渡ダム』、北海道の『岩尾内ダム』で、全部カラーで、「岩尾内」はワイド版と相当な予算が投じられていることが分かった。
どれも1960年代後半からなので、ダム建設への疑問も出てきた時代であり、今は見ていて多少違和感を感じる。
中では、「岩尾内ダム」で、当時札幌で行われていた札幌五輪のジャンプの映像で、笠谷の映像が生々しかった。
この時のジャネット・リンのフィギュアは、今ではジュニアの国内大会でも入賞できないレベルだったと思うが、笑顔は素晴らしかった。

田中康夫のの「脱ダム宣言」に象徴されるように、ダムの有効性はいろいろな議論があると思うが、この時期までは誰も反対せずだったなあと思う。

国立映画アーカイブ

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