「相棒~~。グッジョブ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.103.

ドキドキ そんな信玄に夕美子、
「あ~~信玄、良い、自分でやるから。…うん。ありがと。」

信玄、
「そうっすか~~。」

自分でコーヒーメーカーに向かう夕美子。そして、
「ヨシ。や~るか~。」



夕方、ホテルのロビーで動画を観ている與門、
「さすがに牧田、振り回してはいても、堂々としてるわ~。相棒~~。グッジョブ。…ん…???夕美子…???」
着電。

「3時過ぎに着いたよ、こっち…。」
夕美子。

「サ~ンキュ。助かった~~。」
「観たでしょ、動画~~。」

「おぅ。」
「あっ、それと…さっき、與門宛てにワイン…届いたわ。送り主は~~。」

「ふ~ん…。…一応は…。感謝…して…る…の…、かな…???」
「そのようで…。ははは…。」




「は~い、おじちゃん、大阪土産~。」
與門。

「おやおや…。これは、これは…、申し訳ないね~。いつも。…へぃ、戴やす。」
グラスを磨きながらの小坂洋造。

ここは女性誌出版会社「桜華」が入っているビルの近く。
ラウンジ・バー、「ベルモンド」その店主が小坂洋造である。
一言、付け加えるならば、小坂洋造は、與門煌の叔父に当たる。

「さすがに、大阪名物、豚饅は美味しいよね~。」
與門の左隣で炒飯を食べている夕美子。

「それにしても昨日はビックリ。ねぇ~デスク…。」
與門の隣に心。そしてその心の隣に美紅。その隣に一番若い信玄の言葉。

カウンターの中で洋造、
「何、また何かやらかしたとか…、夕美子~。」

夕美子、
「はぁ~あ???」

「ははは。違う、違う。」
美紅。

「でも…。まぁ~~。その線は…、当たらずとも、遠からずや。」
心。

「ばか。心。そ~んな事言ったら、私の立つ瀬、ないでしょ。」
心の左二の腕を右肘で突っつく與門。

「ケヘッ。そうでした~~。」
小さくなる心。

「かかか、おっきな心が小さくなった~~。」
洋造。

「もぅ~おじちゃん。」
「かかか。…いや…、でも…、何かあったのかい、夕美子~…???」

夕美子、
「ふ~ん。朝っぱら、振り回された。」
にやりとしながら右肘で與門の左二の腕を突っつく夕美子。

「ふふ…、あんたじゃなきゃ、出来ないよ。」
與門。

「ん~~???煌~~???」

「朝っぱらから、新宿に向かって、その途中から成田に吹っ飛んでったって。凄いよ、デスク。」
首を振りながら信玄。

洋造、
「ほぅ~~。」








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