「これ…もっと長引いちゃうと…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.104.

ドキドキ そんな亜季と心に夕美子、
「ふん。そういう事~~。いや…、私だってびっくりしたくらいだから…。」

心、
「見掛けによらな~い。」

亜季、心を見ながら、
「ねぇ~~。」

そして数回顔を頷かせて、
「矢萩さんの親せきに…、刑事…さんか~~。」

「本当に助かった。…でも…、與門…、大変だわ。あれから…自宅には、なんだかんだの…電話…凄いだろうから…。」
腕組みしながら夕美子。

「たいへ~ん。」
心。

「うん。おばあちゃんだって…。それに一番は美希~~。」
亜季。

「うん。昨日の今日だけど…。これ…もっと長引いちゃうと…。」
夕美子。

亜季、心、
「うん…。」




拘置所にて早瀬、
「……。」

任意同行されてから3日経過していた。

そして…、取調室の別室で正樹、若手の刑事に、
「ん~~。知らない。やっていないの一点張りかぁ~~。」

若手刑事、
「えぇ~。実際、家庭環境から見ても、インサイダー取引…違反なんて…。仮に…。何のために…???動機が…。」

「おいおい。それを取り調べるのが俺たちの仕事だぞ。」
「はい…。あっ、津嘉山主任、マレーシアとオーストラリアの例のふたりですが、明日には向こうから強制送還されることになってます。」

「随分と…時間…掛かったなぁ。」
「えぇ…。まぁ…何だかんだと、手続が…。」

「まずは名前が載っている以上、どうしようも…。」

ドアを開けて、別の刑事、
「主任。」

正樹、
「おぅ。」

「今、捜査一課の方で嵯峨の身辺を捜査しているんですが…。ちょっと…不審な人物が…。」
「ん~~。いよいよ…、出たか…。」




ベルモンドのドアを開けて、
「あれ…???来てたんだ…由香里…。しかも…悠宇さんも…。」
開口一番の夕美子。後ろには健之、そして若。

洋造、
「おやおや…、若ちゃん、いらっしゃい。けけけ。」

若、
「與門編集長、心配で、デスクに無理やり言って、来ちゃいました~。へへへ。」

「あら~~。可愛い子~~。同じ…編集者さん…???矢萩さん…???」
夕美子の隣の健之の顔を見ながら由香里。

健之、
「えぇ。ソフィアのヤングです。是非、お見知りおきを…。」
そして、
「若ちゃん…、こちら…麻布セントラル・ムードのチーフディレクターの茂木由香里さん。ほら、以前…、ここで…。」

その健之の話に若、
「あぁ~~。うんうん、覚えてる~。会社立ち上げて物凄い業績だって…。えっ。…でも、なに…???與門編集長に似てる~~。ワコウさん…言った通りだ~~。初めまして~。ソフィアの大槻若と申します。」
ペコリとお辞儀をして…。

「…で、茂木さんの隣の方が…、ご主人の悠宇さん。」

その声で若、
「えっ!!!びっくり。凄い。若い方。」

夕美子、
「かかかか。その通り~~。」
 

 








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