「ジュン…何とか…。英語みてぇな…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.104.

ドキドキ 「珍しいね~。ワコウちゃんに…、しかも…お店に電話って…???」
夕美子。

洋造、
「あぁ…。」
首を捻りながら。

與門、
「…で、誰…???」

「ジュン…何とか…。英語みてぇな…。」

夕美子、
「男…、女…???」

洋造、今度は首を傾げながら…、
「おんな…。」

與門、夕美子、顔を見合わせながら、
「ふ~~ん。」

和弘、電話口で、
「はい。…では。失礼します。」
そして頭を傾げながらカウンターの中に…。

夕美子、
「ワコウちゃん…、電話の相手って…???」

與門、
「うんうん。」

和弘、
「何が…何だか…全く…。ただ、突然で申し訳ないんですけど、お話したい事がありますので、近いうちにお時間戴けないでしょうかって…。」
メモを見ながら、
「ジュン・ジョルジュ…の…、ふじみ…ともか…さん…???…て…人…。…誰だろ…???」

夕美子、
「…ふじみ…、ともか…???はて…。聞いた…事が…。ない。…與門…???」

そんな夕美子に與門、こちらも首を傾げて…、
「んんん。」

若、
「えっ???ええええ。何の…話…???ですか…???」

夕美子、
「ん~~。今、ワコウちゃんに、知らない人から電話~~。…で、何て答えたの…ワコウちゃん…???」

「あっ。いや…、洋造さんと話して時間…。また後で電話するって、言ってましたから…。」

與門、
「ふん。」

夕美子のスマホに着電。
「ふん…???由香里。」
いきなり、
「夕美――――――――っ!!!思い出した―――――――――っ!!!」

「わっ!!!痛っ!!!何よ、由香里、いきなり~~。耳、痛った~~。」
「彼女、彼女。ベルモンドにいたあの女性。」

夕美子、
「は…あ…???」

與門、和弘、洋造、
「???」

夕美子、3人の顔を見ながら、
「ベルモンドにいたあの女性…だって…。」

スマホの向こう、
「ニューヨークの三つ星レストラン、ジュン・ジョルジュの、ふじみともか――――――――っ!!!」

夕美子、
「はっ…???何…???ニューヨークの三つ星レストラン、ジュン・ジョルジュの…???…ふじみともか…???」

與門、スマホで検索。
「…とととと。あっ、あった…。え゛――――――――っ!!!!」

「もしもし…、由香里…。」
スマホ越しに夕美子。
「なになに。一体どういう事…???」
何がなんだかさっぱり分からない夕美子、そのままスマホを和弘に、
「ワコウちゃん。由香里。」

そのスマホに、
「替わりました、高梨です。」

「ワコウちゃん。彼女、ベルモンドにいたフランス人みたいな人と一緒にいた彼女。」
「はい。」

「あの人…、ニューヨークの三つ星レストラン、ジュン・ジョルジュの、ふじみともか。スーシェフよ。ワコウちゃん、もしかしたら、とんでもない人の目に留まったかも。」

和弘、
「はい…???」

與門、夕美子と自分のスマホを見ながら、
「何…これ…???うっそ!!!!」

若も検索して、
「あっ。」

康太、
「…ん…???」








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