飲んで食べて、大凡1時間半。
「お~~いしかった~~。」
美祢。
「おじさん、ユッキ。ごちそうさま~~。」
奈都。
雅樂、
「おぅ、ありがとよ。またおいで~~。」
璋子、
「うん。かかか。常連になったりして。」
「こりゃ、こりゃ、嬉しいね~~。えぇ~~。」
薫郎、4人に、
「ありがとな。」
咲茉、
「ユッキの恰好、さっすが~~。」
そんな咲茉に薫郎、ポーズをして見せて…。
4人、
「かかかかか。」
翠、
「うん。ありがとね。しっかし…食べたね~~。はははは。」
「う~~ん。だ~~って、美味しすぎ~~。」
翠、
「はははは。絃~~。向こうで…お願い。」
奈都、
「うん。」
そして絃に精算してもらって、美祢、
「うっそ!!!えっ…???えぇぇぇぇぇ…???」
その女性に絃、いきなり口に右人差し指で、
「シッ!!!」
奈都、
「どしたの…???」
美祢、困ったような顔をして、奈都に伝票を。
突然、奈都も、小さな声で、
「うそ~~~。」
絃、真一文字の口、そして頷く。
美祢、両手を合わせて絃に詫びるように。
そして3人に、自分のお腹の前で、人差し指、次に、5本指。
咲茉も璋子も、
「???…なんで…???その数字…???」
そして、自分で3本指を出して、
「これじゃあ…???」
絃、顔を傾げて…。
そして、美祢からお金を受け取り、
「ありがとうございました~~。」
そして美祢たち、まだまだ座っている巽、橙、そして万美たちに、
「じゃね~~~。」
万美たちも、右手をひらひらと。
そしてドアを開けて外に美祢、璋子がドアを閉める。
咲茉、
「う~~~っそ。あんなに飲んで食べて、1500円~~~!!!有り得ないでしょ。計算しても、ひとり、3000円、越してるよ~~。」
奈都、
「かかかかか。やられたね~~。この前、私の友達と来たときは、まともな料金だった。…けど、今回。」
「さすがにみどとユッキ。そして万と尋。万も尋も、通ってるもんね~~ここ。」
美祢。
「それに今度は、飛香もだし。ゆずも…。」
咲茉、
「ねねねね、それは良いけど、遊馬君…、ゆずの…ツーショット~~。」
3人、
「うんうんうん。」
奈都、
「それに、みどたち…、なんだか、あのふたりの事、知ってそう~~。」
美祢、
「おぅおぅおぅ。そういう…事か~~。ゆずと巽君ね~~。やっぱり…、あの時…。」
そして美祢、
「ほら、遊馬君、脳梗塞で…。」
奈都、
「あ~~。ゆず、いきなり…倒れちゃったもんね~~。」
咲茉、
「それに、巽君、脳梗塞になってから、ゆず、かなり遊馬君…見舞いに行ってたらしいし…。」
そんな咲茉の声に、璋子、
「あん。そんな事言っちゃったら、みどだって…。」
そこまで話して璋子、
「あ~~れ~~???」
奈都、
「ん~~???どしたの…璋子…???」
璋子、
「あ~~。いや…。はい…???へっ…???あの時…、電話で…話してたの…って…???」
美祢、咲茉、
「…ん…???璋…子…???」
璋子、
「えっ…???あんとき…、ユッキは…もう…退院して、仕事……。…って…。」
そしていきなり、
「うそ―――――――――っ!!!」
奈都、いきなりビクンと。
「どした~~~!!!」
璋子、
「も…、もしか…して…。」
そして、それぞれを手招きして…、ひそひそと…。
美祢、奈都、咲茉、
「え~~~~~。」
美祢、
「いやいやいやいや。」
奈都、
「ま~~さか~~。」
咲茉、
「あのみどが~~。ユッキって、人…、いんのよ~~。」
璋子、
「いやいやいや…。だって…。」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。