いきなり翠、薫郎の左膝をペンと叩いて。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.103.

ドキドキ 「えっ…???えぇぇぇぇ…???…じゃ、ユッキ。…もしかして…、あのことも…知ってんの…???」
いきなり翠、薫郎の左膝をペンと叩いて。

薫郎、
「痛~~ってっ!!!!なんだよ、あのことって…???」

その瞬間、自分が調子づいて喋ってしまった事に、いきなり口を塞いで、
「わっ!!!」

薫郎、
「なんだよ、あのことって…???」

いきなり薫郎から離れて翠、
「あっ。いやいやいやいや。なんでもない。なんでもない。はい、忘れて、忘れて~~。」
ベッドにドン。

「この~~。また、隠し事して~~。みど~~。」
いきなりベッドの上の翠の首を絞めながら。

翠、
「やだやだやだやだ、かかかか。くすぐったいって~~。」

薫郎、笑いながら、
「白状、しろっつぅの~~。」
そして翠の体をくすぐり始める薫郎。

「やだやだやだやだ。だから、くすぐったいって~~。きゃっきゃっ。」
そうこうしながらも、あまりのくすぐったさに、いきなり翠、
「もぅ!!!」
そう言って、薫郎をがっしりと抱きしめる。
そして薫郎を羽交い絞めにして。

薫郎、
「…っと~~。」
いきなり翠を持ち上げて…。

翠、
「きゃ~~~っはっはっはっ。」

そしてベッドにそのままドン。

その瞬間、いきなり薫郎の左手がタイミングを外して、
「おっと。」
翠の右胸を握ったように…。

翠、
「あん。」

薫郎、
「…ごめん。」

翠、
「こんにゃろ~~。謝るなっ。」
そして翠の方から、薫郎の顔を引き寄せて唇を重ねる。

数秒後、薫郎の唇が翠の唇から離れて、頬を伝い、首筋から肩に。
左手は、翠の右胸を撫でながら、右手はオフショルダーの肩を外して…。

その瞬間翠は自然に右側に体を向き、薫郎の右手は翠の背中のホックを外す。

翠、
「ユッキ…。」
今度は、翠から進んで右肩のオフショルダーを肩から外して、
ホロリと外れたブラ。翠、自分の両胸に薫郎を引き寄せる。
「ユッキ~~。大好きだぁ~~。」






小鳥の囀りが…。

ようやく目覚めた翠。
「…ん…???ん~~~。」
目覚めの目で右側を、黒い髪。そして男の背中。
その瞬間翠、
「ぷっ。…ん…???」
そして、ブランケットを捲って…、
「へっ…???うそ。」
そしていきなり隣の薫郎を羽交い絞め。

薫郎、
「ん~~~。もう…ちょっ~~。」

そんな薫郎を自分の前に向き直し…。

まだ眠そうな薫郎…、
「ん~~。朝…???」

そして翠、自分の左手で、ブランケットを持ち上げる。

翠のそのままの体を見て薫郎、
「うそっ!!!!マジでっ!!!」

「かかかか。ユッキ~~。私だって、分かんないよ。ねね、あれから、どうなった…???」

そんな翠の声に薫郎、片方のブランケットを体に巻き付けて。
「いやいやいや。俺だって…分かん…???…へっ…???」

「シャワー、浴~~びよっと~~。」
ベッドの下のクローゼットからバスタオルを一枚。
そのままの体でバスルームに駆け込む翠。

薫郎も、そのままの体に、
「え~~~~。う~~っそ。やっちまった~~~???」




翠、バスールームでシャワーを浴びながら…。
頭にシャワーを、そしてオデコに、目を閉じて。そして両手を顔に…。
そして少し俯いて、壁にオデコをコッツン。
そのまま、
「うっ。うっ。」
鼻水を啜って。数秒…。
そして、立ち直り、
「はぁ~~~。ふぅ~~~。」


そして、バスルームから出ると、テレビから朝のニュース番組。
そして仄かに、朝食の匂い。

薫郎、
「おっ。メシ…出来てんぞ。」






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庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。