勇喜雄、
「これ…、尾田ちゃんが…???あいつ、幾つアカウント、持ってんだ…???」
そして、
「…って言うか…。はい…???尾田ちゃんも…この方法…、知ってる…???わお。」
そして、いきなり、
「かっかかかか。んじゃ、こりゃ、俺以上だ。すんげぇ~~。」
次から次へと書き込まれるコメント。
勇喜雄、
「いやいやいや…。デランナの掲示板だけじゃない。すげぇこりゃ。キーワードで検索しただけでも、ここでも、凄い反響…。拡散されてる…既に…。うそだろ…。」
康、
「かかかか。こりゃたまげた。これだったらもう…一目瞭然。」
瀧澤、その状況を見て、頭の中で、
「…あの子…、とんでもない事…、やっちゃうかも…。」
工場から出てきた真香。管理室に入って。
交代で休んでいた職員のふたり。
「リーダー、リーダー。」
と、慌てて真香に、
「今、凄い事になってますよ。」
何やらニコニコ顔で…。
真香、
「へっ…???」
「これ…、見てください。」
「なになに…???」
そう言いながら、パソコンの画面を見る真香、
「…ん…???」
そして、その他の、デランナの社員たちも…、
「なんだこれ!!!」
「おぃおぃおぃおい。」
「冗談じゃないぞぉ~~。」
「こりゃ大変だ~~。」
そして、その逆も、
「うっそっ!!!」
「だれ…!!!こういうの…アップするの~~。かかかか。凄い。」
そして、また別のところでは、
「きゃ~~。嬉しい~~。これ…外部の人~~。もんの凄い、盛り上がってる~~。」
やがて、デランナの上層部でも…、
「こ…これは…。」
「とんでもない事に…なってるぞ。」
「ウチが…SNS上で…。」
「まさか…、炎上…なんて事に…。」
そしてこの状況が、ここにも…。
デランナ人事部、
「部長…。嶌部長…。」
安澄、
「えぇ…、私も今、見てる。これって…。一体…。」
そして数分後、ドアをノックして、
「失礼します。専務。」
恵麻、
「…ん…???どうか…。」
恵麻にタブレットの画面を見せて、安澄、
「こちら…。」
「何…これ…???」
安澄を見ながら…。
「ご覧ください。」
「ん~~???…うそっ。これって…???」
安澄、
「え~~。ネット上のSNSです。書き込みが止まらないんです。ウチへの攻撃も凄いですけど…、フランク・アポンの商品は作らないでくれ。そういう投稿が物凄くって…。」
その安澄の声に恵麻、
「えっ…???どういう事…???」
「このSNS…社員たちのじゃなくって…。一般の…なんです。」
「一般の…???」
「つまりは…外部のSNS。」
恵麻、
「外部…の…。」
安澄、
「はい。」
ハッキリとした声で。
「…と、言う事は…、つまりは…、こういう事…???…ウチの場合…、今…、副社長の、佐山が…人脈と金脈で舵取ってる状況。幾ら…私でも、それ以上の…力は…。」
安澄、頷く。
「けど…。外部から…なら…、もしかして…。」
安澄、
「えぇ…。もしかしたら…。」
すると…、デランナの営業部、ひとつ、ふたつと…電話が…。
未だに続く投稿。しかも…、その勢いは…、様々な企業からも…と、広がっていた。
内海、
「これ…、もしかして…、俺たち、景観していても…。」
瀧澤、腕組みをしながら、
「もしか…したら…、自然に…、本丸は…落ちる…か…???」
木綿子、
「かっかかかか。や~~るね~~。尾田ちゃん。うん。OK、OK。」
隣で靖子、
「まさかね~~。」
奈都美、
「尾田君、そろそろ、電車…乗らない…???」
伸永、
「あっ。そうですね。」
「そろそろ…、戻らないと…。デランナから…、夕方には…連絡…、あると思うけど…。」
「そうですね…。」
「とにかく…、フランク・アポンの企画内容、分かんないと…どうする事も…できないけど…。今や…それも…。」
伸永、
「ここまでやって…。さて…???」
奈都美、
「うん。」
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