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橙、テーブルの上で、
「遊馬さんに…、合格の報告…したくって…。」 その声に巽、 「うんうん。わさわざ、ありがとう。合格、おめでとう。」 電話をしながら橙、少し涙声で…、 「ありがとう…ございます。」 巽、 「…ん…???木葉…さん…???」 何故か涙が出てくる橙。 「はは。ごめんなさい。男の人に、電話したの…。初めてなんです。」 スマホから聞こえてくる涙声に巽、 「えっ…???」 「男の人と、ここで会って、喋ったのも…、初めてだったんです。…だから…。」 巽、 「……。」 「凄く、嬉しくって。…はは。ごめんなさい。なんだか…涙出てきて、止まんない。はは。」 右手指で、目尻から零れる涙を拭いながら…。 店員が、そんな女性を見て、テーブルに近づき…。 そんな店員を見て橙、にっこりと笑って。 そして、「大丈夫」のゼスチャー。 店員、にっこりとその場を去る。 巽、 「ここで…って…。…もしかして、木葉さん…、この前の…???」 「うん。遊馬さんと一緒だった、お店の…、同じ席に…。」 その声に巽、瞬間、息を吐き、 「そっか~~。」 橙、 「うん。今、ひとりで…、またソーダ・フロート、飲んでます。」 巽、 「そっか~~。木葉さん…。今年からは…東大生かぁ~~。」 橙、 「はい。」 「がんばれよ。」 「ありがとうございます。」 少し、落ち着いてきた橙。 「あの…。遊馬さん…。」 巽、 「…ん…???」 「また…。電話して…。いいですか…???」 女性から、そんな声を耳にして巽、 「えっ…???」 一瞬、ためらったものの、すぐに、 「うん。いいよぉ~~。」 そんな巽の声に橙、スマホ越しに、 「ありがとうございます。」 「おっ、今度は明るい声に戻った。」 「はい。ありがとうございます。」 「おっと~~、巽~~。昼飯か~~。さすがに旨そうだな~~。おまえの弁当。」 電話をしている巽の後ろから男性社員、 「おっと、電話か…。」 そんな男性社員に右手を挙げて。スマホに、 「うん。わざわざ、ありがとう。じゃ…また。」 そして電話を切る。 「珍しいじゃん、昼休みにおまえ、電話なんて…。しかも、弁当食いながら…。」 そんな男性社員に、 「そうっすか~~。」 そんな巽に、 「ん~~。その様子じゃ…。相手は…女か…???」 巽、 「ん~~~。教えてあげません。かかか。」 「…ったくよ~~。この色男が~~。」 これから橙と巽の距離は…、徐々に縮まって行く。 …実際、一見、周囲から見ると、橙は、子供の頃から殆ど変化なし。 中学時代も、高校でも、全く目立たない女子生徒。 そして、とにかく人の前には出ないと言う、ただ、ただ大人しい生徒。 そして、中学と高校と、身に着ける洋服ですら、オーソドックスなものばかり。 つまりは、地味な女子。だった。ただ、勉強だけは出来た。 当然の事ではあるが、中学時代から高校時代にまで、 男性と対面で話す事…は、ない女性だった。 ただ…、中学の時に、ひとりの男性に好意を持ったと言う過去はあった。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ タンクトップボーダー柄ワンピース リゾートワンピ ワンピース レディース夏 セクシーワンピース レディースノースリーブワンピース ひざ丈ワンピサマーワンピース主役級のデザイン レディースファッション 【ゆうメール便送料無料】ワンピース レディース ノースリーブワンピース ノースリーブ ポケット Aライン クルーネック(ポケットノースリーブロングワンピース) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.23 07:27:10
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