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橙、翠に、
「巽…、脳梗塞…って…???」 翠、その橙の声に、 「うん。」 目を赤くして。最初はポカ~~ンとしていた橙、そんな顔が次第に…。 そして見る見るうちに、目が潤んで…、顔が真っ赤になって。 「うっ。うっ。うっ。うっ。」 すぐさま傍にいる翠にしがみつき、 「うわ――――――――――っ!!!!」 号泣。 翠、 「うんうん。」 橙の背中を優しくさすり、 「うんうん。」 その橙のけたたましい鳴き声をラウンジの入り口まで様子を見に来ていた呉羽、 「おっと…。」 そして、 「そっか~~。ゆず…、巽君…、彼氏だったんだ…。」 ひっそりとしながらも、働き始めているスタッフたち。 万美、パソコンの画面、キーを打ちながら…。 尋音、ポツリと、 「ゆずと遊馬君の事…。みんなに…分かっちゃったね…。」 小さな声で…。 万美、ボソッと。 「うん。」 「でも…。でも…、なんでよ…。そんな…、脳梗塞…なんて…。」 そんな尋音に万美、 「尋っ!!!!仕事、仕事。」 尋音、 「う…。うん。」 そして…1、2分後…、万美、 「あ~~~ん。もう…。トイレ行ってくる。」 椅子から離れてずんずんと歩いて行く万美。 尋音、 「もぅ~~~。どっちが仕事、仕事よ~~~。…ったく~~。」 机の端に右肘を付いて、右手の平に顎を乗せて、 「ぶ~~~~。」 廊下を歩いて万美、呉羽と…。 万美、 「コバちゃん。」 呉羽、 「うん。ゆず、気が付いた。」 「ゆず…。」 「事が…事だけに…。ショックだよ。」 「うん。」 万美、 「あっ、遊馬君の病院…知ってます…???」 そんな万美に呉羽、 「あっ。いや…。そこまでは…、ユッキ…、言ってなかったなぁ…。そういえば…。」 「ユッキ…???」 「うん。みどの携帯に昨日の夕方、何度も電話入れたんだけど…。そしてラインも…、全く繋がんなくって、しかもラインのメールも既読ならず。…で、夜にユッキに電話入れたら、なんと。」 「ふ~~ん。さすがに、ユッキとは連絡してたんだ。」 「…って言うか、ユッキも、ずっと連絡取れずにいたって言ってたけど…。」 「まっ。確かに、新幹線の中で、スマホ…使わないか…。電源切ってても、当然。」 「ふたりとも、少し、あのままで…。みどは、大丈夫って、言ってたから…。」 万美、 「……。」 「みど、そ~~んなに、やわじゃないよ。」 万美の肩をトントンと叩いて呉羽。 万美、 「う…、うん。」 そしてそのまま呉羽と共に万美。 「あれ…万…???…あなた…、ここに…???」 「へっ…???あっ。あ~~んもう…。トイレって…出て…。」 呉羽、 「済んだの…???」 そんな呉羽の背中をデンと万美、 「やだ、コバちゃ~~ん。」 呉羽、 「あたっ。かかかか。」 両頬をぐっしょりと濡らして橙、 「じゃ…、チーフ。巽…。」 翠、 「うん。まだ、誰にも話してないけど…。遊馬君、助かる確率は…高いって…。なんにせよ、発見とそれからが早かった。倒れたときに、偶然に看護婦さんもいたから。」 少し、心持ち、落ち着いてきた橙。 「巽…、どこの病院…???」 そんな橙に翠、 「聖露奈理亜医科大学。」 「聖露奈理亜医科大…学…???…聖露奈理亜医科大学…。…って…???」 「…ん…???ゆず…???」 「チーフ、私…、その病院…知ってます。」 「えっ…???」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 【SALE】ワンピース レディース ニット M-LL 裾プリーツ ドッキング ニット ワンピース ニッセン nissen ニットワンピース M L LL プリーツドッキングニットワンピース(M〜LL) ryuryu/リュリュ 20代 30代 40代 レディース GeeRA ジーラ ファッション 秋冬服 秋 冬 冬服 ニット ワンピース お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.01 10:18:38
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