SONY SRS-XB31を買ってしまいました。

 

JBL CHARGE3をいつも使っていたのですが、どうしてもSRS-XB31の音が聴きたくなりまして。。。

 

私の性格としてコレクター的な部分はほとんどないので、使える「CHARGE3」があるのに、新たに新しいものを買うのは珍しいこと。

 

ちょっとだけ経緯を書きますとね・・・

CHARGE3はとてもいい音なのですが、買った当初から中高域の詰まった感じがちょっとだけ気になっていました。でもこの部分はエイジングで解決すると思っていたんですね。

 

ところが、エイジングが進んで来ると低域はとても良くなったのですが、中高域は思ったレベルにならない。憶測ですが、低域を強化したために中高域が埋もれてしまっているのか?、ボディーを覆っている防水用のファブリックが中高域を殺してしまっているのか?どちらかだと思います。

 

 

JBLはどちらかというと、低域が弱くて中高域は元気に明るく鳴る傾向があるのですが、CHARGE2はその元気な中高域にバランスよく低域が加わっていたので、とてもいい音だったのですが、CHARGE3はその本来のJBLの魅力である中高域が聞こえて来ない。

 

全体的には合格点なのですが、いつものJBLサウンドじゃないわけですよ。

 

そんなときに、このSONY SRS-XB31を店頭で聴いて、あまりのきれいな中高域と「ライブサラウンド」の効果で、「何だこれ?」って心を奪われてしまったわけですね。

 

この「ライブサラウンド」が凄いんです!

スピーカーを感じさせないというのか、本体の外側から音が出てくるような、とてもこの小さいボディーから出ているとは思えない音の広がりがあるんですね。

 

と言っても、すぐにSRS-XB31を買ったわけではありません。

その後もCHARGE3を使っていたのですが、中高域に若干の不満があったときにタイミング良くというか、タイミング悪くというか?(笑)、素晴らしい中高域の「SRS-XB31」を聴いてしまって、その違いを知ってしまったために、CHARGE3を聴くたびにますます若干篭っている中高域が気になって仕方がなくなるんですね。(笑)

 

 

それで気が付きました!

本来、「音楽を楽しんで聴くため」のスピーカーなのに、スイッチを入れて聴くたびにストレスを感じてしまうようになってしまっているということは、「楽しさ」=「快感」ではなく「ストレス」=「不快」になってしまっているんですね。

 

これって、「何のために音楽を聴いているの?」って気が付いてしまったんですね。(笑)

 

それで、いつもは使えるものがあるうちは他のものは買わない私ではあるのですが、今回思い切って「SRS-XB31」を買ってしまったというわけです。(^ ^)

 

でね、エイジングが終わって「レビューを書こうかな?」って思った頃に、新製品のSRS-XB32も発売さたので、「どうしようか?」って迷ったのですが、SRS-XB32の購入を検討されている人の参考にもなるかも?と思ったのと、SRS-XB32のデザインが私はダメで(笑)、私のように「SRS-XB31の方が美しいじゃん!」って思っている人もいるかも?と思いまして、今回はレビューを書くことにしたんですね。

 

 

 

ネットで注文して、早速聴いてみました。

 

JBLと違って、JBLほどエイジングは必要ない音でした。

最初からほどほどいい音を出してくれました。

(JBLは、エイジングは最低1週間、出来れば3ヶ月というところですからね。)

 

ただ、高域はまだまだ本来の音ではないので、しばらく(1週間くらい)エイジングをしました。

 

1週間鳴らし続けて、ドラムのハイハット(シンバル)の音がちゃんと金属音がするではないですか!

これには少々感動でした!スピーカーで「金属音」がちゃんと出るって結構凄いことなんですよ。

 

音の質としては・・・

SONYらしい、真面目でクールな音です。そして抜けのいい音です。

JBLとは全く違う音ですね!

 

JBLはズンズン前に出て来る音ですが、こちらは繊細で冷静にきれいな音を出してくれます。

たとえると、「礼儀正しい日本人」というような音です。

 

中高域の表現力は素晴らしいです。

SONYの技術で、圧縮した音を元に戻すときに、どうしても「繊細な高域は上手く表現しにくい」、そんな圧縮音源の欠点を見事に解消してくれて、特に高域は滑らかできれいな音を出してくれます。

 

低域はCHARGE3の方が全然出ますね。こちらは低域はほどほどです。

「EXTRA BASS」と言って、低音増強する機能がありますが、それをONにしてもJBLの低音には適いません。

 

それから、「ライブサラウンド」の効果、これが凄いです。

スピーカーの大きさを感じさせない、もの凄い音の広がりがあります。

 

ポータブルスピーカーの場合は、どうしてもボディーが小さいため、また左右のスピーカーの幅が狭いため、音の広がりがないですよね。もう少し音を広げて聴きたくなる。

そのために、同じポータブルスピーカーを2つ買って、部屋の左右に置いて聴いている人もいるくらい。

でもね、この「ライブサラウンド」をONにすると、それが必要ないくらい音の広がりがあります。

ホント、SONYの技術って凄いと思います。

 

 

(背面のデザインもきれいに作ってありますよね。美しいです!)

 

もうひとつ書いておきますと・・・

小音量での再生でも、高域から低域まできれいに表現してくれます。

この辺はJBLとは違うところですね。

 

日本は集合住宅が多いし、一軒家でもお隣が近かったりすので、大きな音量で聞く機会は少ないと思います。むしろ小音量のときでも高域から低域までちゃんと出してくれる機種じゃないと普段使いが出来ないと思うんですよね。

 

そういう意味では、小音量でもちゃんといい音出してくれますので、夜中に聴きたい人などには持って来いだと思います。

 

キャットフードのレビューで書きましたが、いくらいい成分が入っていても「ねこ君が食べてくれなければ意味がない」って書きましたが、ポータブルスピーカーは、いくらいい音でも、「いつも聴く音量のときにいい音で鳴ってくれなければ意味がない」って思いますよね。

 

それと、小音量時と大音量時とで、音のバランスが崩れないですね。

たとえばですが、音を大きくすると高域がシャンシャン鳴ったりするような機種もありますが、音を大きくしても小さくしても音のバランスが崩れないですよね。これもSONYの技術なのかな?って思いますね。

 

(充電用のUSBや入力端子はこのフタの中にあります、防水のためにフタが付いていますね。)

 

音の質についてもうひとつ書いておきますと・・・

 

真面目でクールな音って書きましたが、長時間聴く場合は、こちらのXB31の方が疲れないです。

というかですね、CRAGE3のときは、もっといい音で聴きたいときは、大きなオーディオで聴く場合がありましたが、このXB31で聴いていると、そのまま一晩中これで済ませることもあるんです。

 

「小音量でも高域から低域までキチッと出してくれること」「落ち着いた音であること」「音に広がりがあること」この3つではないか?と思いますね。

 

 

外箱です。

 

 

箱の表です。

 

 

箱の裏面です。

 

 

箱を空けたら、こんな感じで入っていました。

 

 

付属品は、説明書とUSBのコードが1本、たったのそれだけです。

JBLのように、ACアダプターは付いていませんでした。

 

 

JBL CHARGE3と比べてみました。

後ろにCHARGE3を置いたので、サイズが分かりにくいですね。

 

 

なので、並べて撮影してみました。

デザイン的な感じからしたらCHAGE3の方が大きく感じますが、実際はSRS-XB31の方が若干大きいですね。

 

パーティーブースターについて

本体を叩くと音が出るという機能があります。(各面で音が違います。)

パーティーのときは楽しいかも?とも思いますが、正直いらない機能ですね。いつもOFFにしたままです。
試しにONにして使ってみましたが・・・

まず、強く叩かないと音が出ません。最初は指先で叩いていましたが全く音が出ないので、思いっきり手の平の付け根で叩いてみたら音が出ました。強く叩かないとしっかり音が出ないので、10回も叩くと手が痛くなります。

それと、早い連打のときは強く叩いても前の残響が残っているときに叩くと音が出ません。また音量を最大にしても音が小さいです。

私はバンドをやったりしますが、「連打が出来ないこと」「音が小さいこと」・・・から、実際の演奏時には使えません。というか使い物になりません。ただのオモチャです。

もうひとつ書いておくと、こんなに強く叩かないと音が出ないようでは、本体が心配です。中にはアンプや配線もしてあるわけで、アンプにとっては振動が一番の敵です。

このアイデアは女性スタッフのアイデアだと聞きましたが、「ライティング機能」の2つともいらない機能ですね。部品代だけでも1000円~2000円は掛かっているでしょう。その分安くするか、他の部分のクオリティーを上げて欲しいです。

 

---------------------------------

 

総評です。

 

私は買って大正解でした。

CHARGE3の音を今まで聴いていて、「もう少し○○○だったら!」と思う部分がすべて解決しました。

(といっても、CHARGE3の音が悪いということではないですよ。)

 

CHARGE3のときは、音のことを気にしながら聴いている部分がありましたが、そこがクリアになったので、音楽に没頭できるところがいいですね。これってとても大きなことです。

 

出て来た音を聴いているときの印象としては、ポータブルスピーカーからの音というより、コンポから出て来るような音、つまりもっと大きなシステムから出ているような音という印象です。なので、落ち着いてゆっくり聴けます。

ホント、「大人の上品な音」という感じの音ですね。

 

 

このXB31を買う頃は、「そろそろ次の機種が発売されるころだよなぁ~!」って思った部分もあったのですが、新製品(XB32)のデザインを見て、これで良かったと思いました。(笑)

 

と同時に、XB32にはがっかり!

XB30まではどちらかというと、やんちゃで子供っぽいデザイン。XB31で、やっと本来のSONYらしいデザインに戻ったと思ったら、またXB32で子供っぽいデザインに戻っているではないですか!

XB31は全体をファブリック(布)覆ってあり、とても上品なたたずまいなのに、XB32はまたプラスチックの安っぽいボディーに戻っているし。。。

 

ちょっとだけ書いておきますとね、SONYはラジカセの頃から他のメーカーとは一線を画して「上品で質の高い商品」を作っていただんです。

 

他のメーカーがたとえば2万円台だとすると、SONYだけ3万円台で、値段も高いけど、クオリティーもどこよりも高くて、しかも大人っぽい上品なデザインだったんです。

 

XB31で、やっとSONYも「本来のSONYらしい部分」を取り戻したとホッとしていたところに、またXB32でXB30までの子供っぽい雰囲気に戻っていますよね。

 

「改心して、本来のSONYらしさを取り戻した。」と思っていたのですが、そうではなかったんですね。

たまたまXB31が間違ってセンス良かっただけ?

もうショックで仕方ありません。(>_<)

 

 

私が今回JBLからSONYに乗り換えた理由はもうひとつありまして・・・

外国ではCHARGE4をすでに販売しているようで、何とスピーカーは1個になっているんです。

シングルスピーカーということですね。つまりステレオサウンドは聴けないといいうことです。

 

左右のスピーカーの幅が狭いので、2つ付けてもあまり意味が無いということでしょう。

(SONYはその狭い左右の幅のデメリットを解消するために「ライブサラウンド」を付けたわけですが)

 

ということは、今後絶対に、JBLでは広がりのあるSONYのような音は聴けないということなんですよね。

 

そんなことがあって、「SONYに乗り換えよう!」って一大決心をしたら、XB32のデザインを見て、がっかり!

 

せっかく決心してSONYにしたのに、今後、購入するときはどのメーカーを買えばいいんだ?って、今そんな気持ちなんですよ。(笑)

 

そんなこともあって、今回私のように「XB31の方が全然いいじゃん!」って人のために、新製品が出たばかりですが、レビューを書かせて頂きました。

 

生活家電などは、新製品が出ると「型落ち」として値段が下がるようですが、このXB31はむしろ在庫が少ないためか、現在値段が上がっています。私が買った頃より2000円ほど高くなっています。

 

XB31の購入をご検討の皆さん、出来るだけ早く買った方がいいかも知れません。

 

---------------------------------

 

私のポータブルスピーカーベスト5はこちら

 

-----------------

 


SONY SRS-XB31 色は(B)ブラック  (L)ツートーンブルー  (W)ホワイト  (R)ツートーンレッドの全4色です。
メーカーサイト

 

★ SONY SRS-XB31 ★ 楽天最安値
☆&nbsp;SONY SRS-XB31 ☆ Amazon

 

 

 

【人気ランキング】

★ ポータブルスピーカー 人気ランキング ★ 楽天

☆ デジタルオーディオ用スピーカー の 売れ筋ランキング ☆ Amazon