師走ですね。
とはいえ、今年はゆとりモードのナツメミヤビです。
この11月からはご褒美月間で会いたい人行きたいところに行こう!と
お楽しみをいくつか心がけて入れています。
その一つ、きものの色彩を学んだ能口祥子先生がプロデュースする「あふ」の
あなたの「華やぎカラー」を見つけよう!二百色から選ぶ紬色無地のお誂え会。
久しぶりに京都まで足を運びました。
顔まわりから足元まで大きな面積で体を覆うきもの。
洋服よりも顔映りへの影響が大きいですね。
反物になっているものをあてがうなら選びやすいのですが
お誂えや別染め(好きな色に染める)のときには
逆に大きな生地を顔に当てることが普通はほとんどできません。
色帳にある何センチ角かの小さな見本から
「これが大きな面積だとどうなる?」
「染める生地、地紋が変わるとどうなる?」
「これとこれの間の色だと一か八か・・・」
難しい想像をしなればいけないことのほうが多いのです。
ありそうでなかった2尺の大きなサイズの正絹の色見本は
日本の伝統色、きものによくある色だけでなく
現代の装いにマッチした色まで幅広く色出しされていて画期的です。
能口先生の和の色、洋の色、どちらも分け隔てなく見つめ、
着る人の思いに立つ姿勢の表れのように思いました。
和の色に限らず幅広いレンジで色展開されている
きものに興味がなかった方でもこの色なら着たいと思える色に出会える
色を客観的に判断できるプロがアドバイス
自身もきものを着ることを楽しんでいるきものカラーアナリストが
お顔映りだけでなく小物合わせ、コーディネートもご提案できるので
着るシーン、その方を生き生きさせるイメージ作りまで持って行ける
(画像はあふHPよりお借りしました)
和裁士さんがマイサイズまでフォロー
(画像はあふHPよりお借りしました)
帯、小物とのコーディネートまでアドバイスがもらえる
手持ちとの合わせ方の参考になる もちろんその場でお買い物もできる
私もたくさんの色見本を当ててみました。
パーソナルカラーを知っているので200色ありますが、似合いそうなものは
ぱっと手にとることはできるものの、一つに絞るのはなかなか難しい。
あれもこれもほしくなる(笑)←買えないし。
いっしょに行ったやすえ先生にも確認してもらったり先生に見立ててもらったり
贅沢な時間となりました。
逆に似合わないと分かっている色もたくさん当ててみては顔色が変わる様を
観察してきました!
この遊び延々何時間でもやっていられるのです・・・楽しすぎる。
そしてちょっと大事なことを発見してしまいました・・・ これはまた別の機会に。
たくさんの色から自分の一枚、一色をどう選びぬくか?
今回色見本を手に取って、どう選んで行ったかを書いてみたいと思います。
よかったらご参考に☆
柔らかな光沢のある紬で色無地がほしい ※あふの紬はちょいツヤで上品なのです
個性ある帯、エスニックなカラフル目の帯を映えさせる色
リサイクルやお下がりでは出会えなさそうな色 ※くすんだ色はあまりいらない
講師として前に出るときに適した色 ※信頼感、クールさもほしい
自分のパーソナルカラー(スプリング)に添った似合う色 ※冷たいと×
パーソナルカラー診断をする時に邪魔にならない色 ※モノトーン系
最初に候補を3つに絞りました。
【1】ウォームグレー(、も叶う にはありそう)
【2】浅葱色(が叶う には△)
【3】明るい黄、または鶸色(ひわいろ)(が叶う も帯によっては◎)
【3】黄色は手持ちに縞の卵色を持っているのですがもうちょっと鮮やかで
軽いのもいいな~ Mさんがとても似合っていてあんな風に着たいな~と思ったものの
黄色ばかりになるのは面白くないのでやめることに。
次に【1】グレー。
私はスプリングタイプですが甘い色は野暮ったくなるタイプです。
クリアが似合うので、少しだけクールさもある強めのグレーがびっくり、なかなかハマりました。
(↓上から二番目) 講師らしさもあってかっこよいのです~(自分で言う)
以前から狙っていた【2】浅葱色を少し柔らかくくすませた青系は顔映りも明るく
かつ落ちついて見えて手持ちの帯とも合わせやすそう。(↓ 一番下)
手持ち帯が一番映えて、診断時も使えるのは断然グレーと頭では考える。
でも心華やぐか?と一呼吸してみると、グレーではない気がしてきました・・・
グレー=灰色=無彩色 いろどりがない。心華やがない(笑)
家に帰ってこの色よりも少し薄いグレーの紬を持っていたのを思い出しました。
ただ、八掛を石田節子さんに憧れて小柄な花模様の柄八掛にしたために
イメージが固定されて出番が少ないきものになっていました。
そこで柄八掛を無地に変えることに。これでクールにスッキリと着られそう。
(八掛は取り替えることができますよ~相場は八掛別で1万円~1万5千円でしょうか)
このグレー、実はウォームで軽く柔らかな素材感。
スプリングさんに似合うグレーと質感です。
知らずに手に入れましたが、良い選択でした^^
私はマニッシュなイメージがあるので、甘いベージュよりグレーが似合うことが多いです。
ただグレーなら何でもいいわけでなく、見極めないと死人のようになります(笑)
パーソナルカラーなんて気にせず好きな色を着ればいいという人もいます。
分かって対策をして着るなら逆にすごくおしゃれになることもあるので素敵なのですよ。
でも気づかずいつも顔色悪い具合悪い人、法令線のある人になっていると損だと思うのです。
特に40代、50代以降は似合う似合わないの差が激しくなってきますよ。
そして柔らか物がよいか、紬が似合うかも、着るシーン、その方のイメージで選択が変わります。
私は柔らか物の色無地は祖母のお下がりがあるのですが、まあー似合わない。
色白でピンクのほほの祖母には青みのくすんだ紫、浅蘇芳(あさすおう)のような色は
とても似合うので、流行もあったと思いますが箪笥からはこの色ばっかり出てきます。
(お下がり全滅・・・)
いずれ、解いて、洗い張り、色を抜いて染め替えしたいなと思っています。
パーソナルカラーの学びと、先生の色見本のお蔭で今後のワードローブも見直せそうです^^
肝心の「あふ」の紬色無地は来年、浅葱色系のあの色番で秋をめどに作りたい。
お仕事を頑張って、自分にご褒美。
ひとつずつ、ゆっくりと、思い入れのあるものを作っていきたいです。
(画像はあふfbよりお借りしました)
似合う色、使える一枚は無難な優しい色とは限りません。
いわゆる日本的ではない人や人の前に立つ仕事の方、またカジュアルでしか
着ないとはっきりしている方、きものが似合わない・・・と思っている方も
幅広い色を直に見、色のプロのアドバイスを受けることができれば
その方を引き立てる色、またその方ご自身が来ていて心華やぐ色、そして
素材をきっと見つけられます♪
目鼻立ちがはっきりして浅黒く、男性的な顔立ち、骨ばった骨格
和風美人になれないけれど、きものが好きな私からの本気のエールです^^
関西の方は今ならこの200色がご覧いただけます↓
阪急うめだ本店 呉服売り場 12/4(水)〜10(火) 13時〜18時
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◆きものカラーコーディネート体験
12月8日のみ 8名限定
(講師:能口祥子)
http://hhinfo.jp/entry/honten/event/detail/T-20191208
◆きものパーソナルカラー診断
期間中、毎日13時〜18時まで、予約以外でも診断いたします
きものパーソナルカラー診断、5,500円
(能口祥子、KICCA認定きものカラーコーディネーター担当)
http://hhinfo.jp/entry/honten/event/detail/E-20191204
よろしかったらぜひお出かけください♪
金沢では私、こぢんまりなイベントが来週末。
こちらもどうぞ♪
◆とき:12月13日(金)・14日(土) ※1月は17日・18日(18日はランチ会)です!
・午前10時〜12時 (参加費3,500円)「袋帯で銀座結びレッスン」
・午後13時~16時 お茶カフェオープン(入場無料)
※ドリンクオーダーの方はドリンク代。テイクアウトもOK
※ナツメミヤビ帯こもの販売、うそつき衿着付け体験(無料)
「鼻緒のすげ替え(14日のみ)」byあざみ和装 3,000円~ 微調整は無料サービス
「半衿付けワークショップ」1,000円(ドリンクお菓子付き)
◆ところ 鈴風舎 金沢市長町1-3-10(ホットドッグやさん隣)
みなさまのお越しをお待ちしております。