12月一週目、内勤二日目のナツメミヤビです。
会ってみたい人に会いに行く月間、第二弾は富山へ
秋吉屋さんのこちらのイベントに伺いました。
きものの可愛いイラストとエッセイでおなじみのきくちいまさん。
地元山形県米沢の産地と共にものづくりもされています。
NHK美の壺で紹介された桜染めのトキ色のきものを作られた
野々花染工房さんの品も拝見できるというので楽しみに伺いました。
金沢もそうですが、全国にはきものの産地がたくさんあります。
その中でも若い世代も育ち、元気なのが米沢産地だそうですよ。
きもの業界、きものを着る人が少なくなって・・・と元気なお話が
聞こえてきにくいことが多いのですが
私もきもののことを仕事にしていて日々感じるのは
「年齢やTPOの枠に当てはめられた(戦後の)きもの」から
「自分がきたいきものを自分で選んで着るきもの」へ
「作り手売り手から一方通行のきもの」ではなく
「作り手売り手、着る人双方向に交流して生まれるわくわくするきもの」へ
モノ・コト・ヒト全ての主役が変わってきている空気感です。
「わたしがつくりたいものは、たったひとつ。
お守りのようなきものをつくりたい、ということ。
不思議と前向きな気持ちになれて、魔除けにもなって、
きものの日々を色濃くし、一緒に年を重ねながら、
人生をともにしてゆくきものです。
あなたの人生に寄り添うのにふさわしい、
まじめで、すてきなものをお届けいたします。」
こういうの、いいな。言葉が心に響きます。
中でも素敵だなあ~と思ったのが季織苑工房さんのお召しでした!
◆お召しとは?
先染めの糸を用いた平織りの織物で縮緬の一種。江戸幕府第11代将軍・徳川家斉が
好んだところから「御召」の名がある。(Wikipediaより)
紬も好きですが、お召しは織のきもののカチっと感もありつつ、紬ほど硬くなく
光沢とシャリ感があり、紬と小紋の間くらいのドレッシーさもあって好きです。
礼装=柔らか物となる以前には紋を入れた訪問着や色留袖なども見られました。
今ならふだんにもちょっとおめかしにも着られるスマートさのある素敵な素材ですね。
いまさんデザインの松矢お召しは、おめでたい松、目標にまっすぐ向かっていく矢を
合せた思いのこもった柄でした。またほしいものが増えていく・・・
こちらのスカラップレースのデザインも素敵。
麻の色襦袢も玉虫に変化する一ひねりあるもの。
単衣から盛夏、暑ければ年中着られる麻襦袢はきものをよく着る人には
とても重宝ですよ。
米沢織の帯はざっくり軽くて締めやすそうです!
野々花染工房さんの桜染、草木染の数々。
染料のお話、藍のお話はとても興味深くて、機会があれば
工房へ伺ってものを見たり深くお話を聞いてみたいと思いました。
きくちいまさん、野々花染工房さん、季織苑 粟野さん、秋吉屋さん
素敵な機会をありがとうございました。
この日のお土産は「東京着物さんぽ」と冬用てぬぐい、なぜかすりこぎ^^
日々の暮らしを彩る気分の上がるものをひとさじ。きものもその一つですね。
いまさんが全国からきもの写真を募集してなんと2000以上のリアルな着物姿の
写真が集まったそうです!
きものを着て楽しみたい場所にきものがある風景が可愛いイラストで描かれています。
この日は卵色の紬に洒落袋帯、どことなく中華風味をちりばめて。
きもの リサイクルを裄、巾直しでマイサイズにしたもの
洒落袋帯 リサイクル 銀座結びに
帯飾り ナツメミヤビ(自作)
金沢から富山までは高速バスが一番便利♪バス停から出発。
ベルベットコート 母友人の形見 袖にレースを付けて裄を長くリメイク
ファーバッグ GU
草履 カレンブロッソ
車の運転も、長距離の乗り物での移動も大丈夫。
着ていて楽とキレイは両立できる。
もてるもの、あるものを生かして
自分らしさがきらりと光る着姿を。
自分も暮らしに楽しみを散りばめながら
ナツメミヤビのお手伝いできることお伝えできることを
ひとつずつしていきたいと思います。
そんな一つの小さな活動。
金沢にもきものを着てちょっとお出かけくつろげる場、この秋から作りました。
今週末のこちら↓ 良かったら遊びに来てくださいね!
◆とき:12月13日(金)・14日(土) ※1月は17日・18日(18日はランチ会)です!
・午前10時〜12時 (参加費3,500円)「袋帯で銀座結びレッスン」
・午後13時~16時 お茶カフェオープン(入場無料)
※ドリンクオーダーの方はドリンク代。テイクアウトもOK
※ナツメミヤビ帯こもの販売、うそつき衿着付け体験(無料)
「鼻緒のすげ替え(14日のみ)」byあざみ和装 3,000円~ 微調整は無料サービス
「半衿付けワークショップ」1,000円(ドリンクお菓子付き)
◆ところ 鈴風舎 金沢市長町1-3-10(ホットドッグやさん隣)
みなさまのお越しをお待ちしております。