ずるいほど魅力的に!
1枚の写真でビジネスが加速するフォトブランディング
埼玉県・越谷市をベースにロケーション&出張撮影・フォトレッスンをしています。
ナチュラル美的フォトグラファーKanoです。
ご訪問ありがとうございます。
今日はちょっと最近考え事を・・・。
それは価格破壊について。
昔と違って
今はデジタルが主流となり、
簡単にカメラマンとなれる時代となりました。
私もデジタル化されていたから、
カメラマンになることができたのだと思って
感謝していますが、
フイルム時代からやっていた人は
今のこの流れを危惧している方も多そうです。
特に問題となっているのは、
簡単にカメラマンになれる人が増えたからこその
価格破壊という問題。
実は私はカメラマンになりたての頃、
本当に初期の初期にモニターで3500円で撮影してたのですが、
その時、カメラマンの先輩に
「自信がなくて安く撮るのは仕方ないけど、カメラ業界の価格破壊になることも考えてね」
って言われたことがあったんです。
その時は、とてもびっくりして…💦
そうなのか、、、
では、もっと高い料金を頂けるようなカメラマンに1日も早くならなくては!と思ったのですが、
そのまま忘れていました。
それを、最近ちょっと思い出したんです。
わたしは、カメラマンという商品価値が下がることについては
確かにうーん・・・と考えざるを得ないところもありますが、
写真が好きで、
世の中の人にもっと気軽に素敵な写真をプロに撮ってもらえたらいいなって
思っているし、
写真自体を楽しんで、
それを仕事にする人が増えるのはいいことだと思っています。
ただ、
「ちょっと習ったらすぐお金をもらえていい仕事だな~!」
ではなく、
”資格もなしに、今日からカメラマンだと名乗ったら
もうカメラマンになれる事”
をきちんと受け止めて、
だからこそ、きちんと技術を磨いていかなければならないとという覚悟を持ってほしいと、
そこは強く思っていますし、自分が教えているレッスン生にも口を酸っぱくして伝えています。
で、結論として、
例えば500円で撮影するカメラマンが増えたとして、
例えば3万円で撮影するカメラマンの価値が下がるかと言ったら下がらないと思います。
そして3万円で撮影している人の仕事が激減するかと言ったら
そういう事にはつながらないと思います。
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実は、
価格破壊ってどう思う?
と
自営業の夫に聞いてみたんです。
そして、私の考えを話したのですが、
夫は
「500円で牛丼食べれる吉野家が出来たからって割烹料理屋がなくなるわけじゃないよね。
割烹料理屋が、なんで500円なんて格安で牛丼を出すんだ?って怒っても仕方ないし、
吉野家ができたからと言って、割烹料理やに人が来なくなるわけじゃなくない?
吉野家でいいなって時はお客さんは500円で牛丼食べに行くだろうし、割烹料理やがいいなって
思う時はそこへ行くだろうからさ。」
と言っていました。
飲食店ならではの、飲食店に例えた意見。
なるほど、と思いました。
高い割烹料理やさんが、
料金が高いだけで、中身を伴わない料理をだしていたら、
500円の吉野家に負けていくでしょうけれど、
お値段相応、それ以上の価値をきちんと提供していれば、
そこに価値を見出すお客様は離れていかないはず。
そこは低価格の吉野家と、高価格の割烹料理やはちゃんとすみ分けているし、
必要に応じてお客様は選んでいるのですね。
そもそも、
吉野家に行く人と、割烹料理やに行く人は客層自体も違うかもしれないですし。
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価格破壊は、確かに問題視しなければいけないのかもしれないけど、
写真が普及するという観点からしたら、
必ずしも悪い事ではないって思います。
ただ、カメラマンとしてやる人は
その価格帯で勝負するなら勝負するでも
きちんとした技術でもって仕事をしてもらいたいと思います。
そこは価格の安さに甘んじることなく、追求していってほしい。
そして、
高価格帯でやっている人は
低価格帯でやってく人がどんなに増えても
「あなたのサービスを選びます」と言ってもらえるように
やはり、技術向上はお客様満足度は追求していかなければならないなって思います。
私は個人的には
安さで選ばれるカメラマンではなく、
「あなたに撮ってもらいたい」という理由で選ばれるカメラマンになりたいので、
価格競争に巻き込まれて値下げして自分の価値のサービスを下げることはしません。
そうなるためには、
現状維持では足りず、
常に努力して、腕を磨いていき続ける必要があると思っています。
そして、自分が教えるレッスン生にも
志を高くもって、
カメラマンという仕事を追求していってほしいと思います。
写真は楽しい。
だから写真で人を幸せにする!を叶えたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。