農家の夢から福島の夢も背負うワイナリー
 

 

東北遠征も気が付けば3日目。

いや、気が付けばって、どんだけ飲んだくれてるんだ。

 

 

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明け方に雨が降ったっぽいのですが、宿を出る頃には晴れてました(笑)

湿度だけ滅茶苦茶高くなって、お日様がギラギラと差しています。

おい、今日の天気予報、曇りじゃないのか。

 

前日に購入した日本酒、全て四合瓶とはいえ6本。更にワインも買ってるし、その前にも日本酒を買ってあるという状況。「スーツケースにはまだ若干の余裕があります」とちゃーざー村出身で、オレンジ色の服を着た人が昔よく言っていた言葉を思い出しましたが、ここは素直に黒い猫様に運んでもらう事を依頼。もちろん、クールで。

 

 

 

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戊辰150周年という事で会津若松市ではあちこちに幟が立っていました。そういや北海道の命名も150年前、ちょうど同じ頃なんですね。折角なので色々とお土産も買おうかなーと思い、会津若松駅で色々と購入。しかし、どこにでも赤べこというか、あかべぇが居るんですよ。ゆるキャラ推しな会津。

 

しかもそのつぶらな瞳で買って、買って、と睨みつけてくる。

 

 

 

 

あかべぇ「(じぃーっ)」(無言のプレッシャー)

 

 

 

俺「・・・。」

 

 

 

あかべぇ「(じぃーっ)」(無言のプレッシャー)

 

 

 

俺「・・・うぅ、手が勝手に・・・・」

 

 

 

 

 

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あかべぇ「(じぃーっ)」(勝ち誇った目)

 

 

俺「負けたぜ、この牛どもめ・・・////」

 

 

 

 

 

 

 

という事で、可愛いあかべぇのストラップをぶら下げたおっさんの旅は続きます。

二本松市へ移動して、ふくしま農家の夢ワインでのワインセミナーへ向かいます。

 

 

 

昨日と逆方向に移動。郡山へ。

 

 

 

そして郡山から安達駅へ。

ふくしま農家の夢ワインへ向かうには、松川駅と安達駅の中間位にあるため、いずれかの駅からタクシー移動が便利かと思います。あるいはマイカー移動です。公共交通機関ではなかなか行きにくいので、訪問される方は問い合わせる事をお勧めします。

 

今回はワイナリーの方が駅まで出迎えて頂けました。ありがとうございます。

 

 
 
 

 

 

というわけで、3回目の訪問となりました。

今回は訪問というよりも招待される立場であり、少々緊張しました(汗)

 

 
ワイナリー周りです。山間の斜面にブドウ畑があります。斜面は南に向いていて日当たりは最良。畝間が少し広いので風が心地よく抜けてきます。自分も色々なブドウ畑を見てきましたが、ここの斜面、角度、風の抜け具合は本当に良いと思います。初めてこのワイナリーを訪れた時にまだ雪の残る2月下旬だったのですが、無駄にジロジロと見て回ってはしゃいでいたのをワイナリーの方は覚えていたそうで、お恥ずかしいやらなんとやら・・・(笑)
 
 
 
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畑を歩いていると、やっぱり晴れてきやがった(笑)暑い・・・

 

 

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ワイナリーの建物そのものもですが、周囲には全て手作りの椅子、テーブル、さらにはイベント用のステージもあります。フクロウやカエルの置物も。ここでは定期的にイベントが開催されていて地元内外のお客様や、地域住民の憩いの場としても使われている場所です。

 

 

昼食までご馳走になってしまいました。なんと社長自らが手打ちした蕎麦です。

これがプロ顔負けの味!

普通にお金取れるレベルです。どことは言いませんが蕎麦屋を名乗っててこの蕎麦より不味い蕎麦出す店いくつも知ってるもん。

そして、ワイナリーのみなさん、全て農家です。

採れたて新鮮野菜の天ぷらとか贅沢すぎます。ていうか普通に美味しかったぁー。

おまけ?的にブドウの葉を揚げたものも頂きましたが、ブドウの味はしませんが(笑)パリパリ食感がナイスでした。

 

イベント開催時にはワイナリー特製のピザ釜(これも、もちろん手作り)で焼いたピザとワインを合わせて味わう事もできますし社長特製の蕎麦にありつけるかもしれませんので、興味のある方は収穫祭などのイベントなどチェックしてみてください。今度は流しそうめんをやるとか・・・

 

 

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中も見学。以前にも拝見させて頂きましたが、ここも手作り。壁から何から全て自ら手作業で色を塗っていったそうで、自らで作ったという事もあって管理がしっかりされていました。何もかも自分で作る所とか、浪江町が近いのもあって「リアル"鉄腕DASH"をやってる」と思ってます。最初に訪れた時よりも色々と設備が整ってきた様で今後にも期待。

 

 

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唐突ですが。

ワイナリーではLoveJapanWineワッペンを見せると500円割引になるキャンペーンを開催する事になりました。

ショップ内の棚も手作り感たっぷり。夏休みの自由研究の参考にもどうでしょう?

 

このワイナリーのもう1つの魅力は「人」です。みんな笑顔で楽しそうにお仕事されてるので、絶対に良いもの作ってるんだろうなぁ、と感じました。自分の持論なのですが、辛そう、嫌そうにモノを作る人が良いモノを作れるとは思いません。前回お伺いした時は家族連れで行ったのですが「夏休みなんだから子供も連れて来れば良かったのにー!」と御叱りをお受けしました(笑)

 

自分の孫の様に相手を見て頂ける、そんな人間的な魅力もここのワイナリーの1つです。そんな怒涛のお・も・て・な・しを堪能してワインセミナーを行う会場に向かいます。

 

セミナーに向かう道では野良羊(?!)が闊歩していました。
どの位長閑な場所かわかって頂けるでしょうか・・・
 
「あー、大丈夫。そこに出入する場所あるから」
 
これ日常茶飯事っぽいです(汗)
 
 
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さて、セミナーの方ですが生産者の方も交えての事でしたので、
「日本のワインを取り巻く事情と、ワインの香りについて」
という2つのテーマを主軸にお話しさせて頂きました。
 
さすがにお話ししながら写真を撮ったりは出来ませんので画像等はありませんが、まずはワインを楽しむ上で1つの指標となる「香り」について解説させて頂きました。
 
ブドウ品種由来となる香り(第1アロマ)、アルコール発酵時に等生まれる香り(第2アロマ)、木樽によるものや瓶内熟成で生まれる香り(第3アロマ)を簡単に説明し、次に密閉された紙コップ内に、ティスティングコメントでよく用いる食材を入れて、香りだけで何が入っているかを当てるミニゲームを。
 
実際に香りを嗅ぐトレーニング後にはお待ちかねのワインティスティング(白2アイテム、赤1アイテム)を行い、ワインを飲みながら日本におけるワインの概況という事で国税庁の資料などを元に、日本で作られているブドウ品種や特徴、基礎的なワイン法などを学び、さらなるワインティスティング(赤3アイテム)。ここではワイナリーで最初に作られて本数が少ないために一般販売しなかったワイン、「一恵 2013」が登場。
 
 
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このワイナリーで初めてリリースされたヤマソービニオン100%のワイン。
 
一般販売もしていない参考品的なもので、世の中にはもうほとんどないと思っていたのですが・・・まだ残っていたんですね、さすがです。出来たばかりの頃は若い木という事もあってヤマソーの酸味が荒々しい感じだったそうですが、すっかり落ち着いている感じがします。ヤマソー100%のワインで、ここまで飲みやすいのは珍しい。時間は重要ですね。しかも1本譲って頂けました・・・怖くて飲めない(汗)
 
セミナーでは最後に気候変化の影響を受けて日本のワインを取り巻く環境がどのように変わってきているのか、今後、一過性のワインブームにとらわれずに、ワインの消費を永続的に続けて貰える為にはどういう事が必要か、という事をお話しさせて頂き約2時間の講義を終わらせて頂きました。
 
セミナーに参加頂いた方々の中には市議会議員の方や地元国会議員の方から開催に至っての祝電まで頂き、生産者と行政が手を取り合って農業、モノづくりに懸けている熱い想いを感じました。
 
 
 
普通のワイナリーとは目的がちょっと違う、
色々な人たちの想い、
夢を乗せたワイナリーの今後にも期待しています。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
以上で、今回の東北遠征記は終わりになります。
この出張で出会った全ての皆様、そしてブログを読んで頂いた皆様に感謝申し上げます。
次回の旅行記は西日本かな・・・?
あと、アメブロでいつも拝見しているお店には、
いずれ足を運ぶつもりですので覚悟してください(何を?)
 
最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。
 
 
 
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ちなみに、この子は息子が喜んで持っていきました(笑)
 
 
 
 
 

 

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