遅ればせながらやってきた秋の風物詩

 

 

震災の影響で・・・という言葉も「言い訳するな」とされてしまう、非常に世知辛い業界で働くサラリーマンですから滅びろ、ブラック企業(小声)、今月は師走の様な忙しさに苛まれていますが先日、ようやくオータムフェストに足を運ぶ事が出来ました。

 

 

 

残念ながら、今年は前半戦が中止という事で各種催しも出店も色々と変更が余儀なくされていますが、相変わらずの大盛況っぷりに一安心。観光客の姿が若干減ったかな?とも感じますが、ノーモア自粛!で経済を回します(つまりは呑む、って事で。)

 

 

 

北海道産ワイン好きの目玉となってる7丁目会場の数量限定ワインブースは、事前に発表されていた提供スケジュールの調整が出来なくなり、当日その場に来てみないとわからない、というスタイルになっていました。いや、むしろその方が良いんじゃないかな?人気のあるクリサワブランやタカヒコさんのワインが瞬殺されるからって、殺気立って来場する人も居なくなるだろうし・・・

 

というわけで、この日はリタ・ファーム・ワイナリーの樽デラ(左)ニキヒルズのHATSUYUKIフィルトレス2016(右)を堪能しました。

 

樽デラは一応オレンジワインの部類になります。果皮を漬け込んでいる分旨味があるワインでした。デラウェアっていうのも日本人好みな香りなので、こういう場所でのフードに合わせるには持ってこいのワインですね。一方のHATSUYUKI、ノンフィルなのに濁っておらず想像以上にスッキリ。ケルナーらしいドライ感で、これまた美味しく頂きました。

 

 

 

 

この手のイベントといえばフードも満喫できるのですが、自分は必ずココ。古平町の「野村商店」さんが出展する「チップの囲炉裏焼き」。たぶん、これが最強。他のグルメも美味しいんです、美味しいんですが、ココのチップだけは毎回食べます。食べ飽きない位に旨い。骨なんて気にならないので、残すところ無く小さな子供にも安心して食べさせることが可能。

 

さっぽろオータムフェストの目玉でもある8丁目会場では北海道内の各々の市町村が特産品を持ち寄るというグルメ堪能エリアなのですが、ウニだのホタテだの肉だのには目もくれず、ココで串に刺さった魚をまるごと一匹かぶりつくのが旨いと思っています。イベントと言うイベントに必ずといっていいほど参加しているので珍しさは無いのですが・・・北海道以外では珍しいかもしれません。

 

「チップ」とはヒメマスの事で、アイヌ語が語源となっています。元々は紅鮭なのですが海に行かず、湖川でぬくぬくと一生を過ごす類がヒメマスとなります。原産地は阿寒湖などで、天然のものは絶滅危惧種とされており、ここで食されるものは古平町の野村養殖場で育てられたもので、銀座・ロオジエなど、ミシュランの☆を持ってるような超有名店にも卸しているそうです。

 

 

 

 
11丁目会場には「醸蔵(かもしぐら)」という、もやしもん臭がする名前の角打ちがあります。地元の酒屋さん「桜本商店」(前期)「銘酒の裕多加」(後期)が出店しています。各々が取引のある日本酒を、こういった場所では圧倒的な良コスパで提供。しかもグラスに蓋も付けて貰えるのでワンカップ状態で持ち運ぶ事も可能。寫楽や三井の寿といった銘酒も堪能できました。
 
節電要請も解除となり、札幌の繁華街にも灯りが戻ってきました。活気も普段通りに戻りつつあります。飲食業の方々曰く、それでもかなりのダメージを受けている様子で、地震の影響は建物なんかよりも、そういった経済損失の方が痛いんだなぁとつくづく感じています。自分も財布の許す限りは吐き出して経済を回したいと思いました。
 
 
 
 
 

 

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