無料でオンライン勉強できる本格的な検定「南アフリカワイン検定」

 

 

唐突ですが、南アフリカのワインってどの位の頻度で飲みますか?

 

 

さて。ソムリエ協会関連の資格・検定のシーズンも終わり、ちょっと余裕が出てきたなぁという、そこのアナタ!(古い言い回しだなぁ)

 

「南アフリカワイン検定」にチャレンジしてみませんか?

 

数年前までは実際に試験を受けるスタイルでしたが現在はネット上でテキストを読みながらクイズ形式のカリキュラムを修了する事で合格証明書(名前入りPDF)が発行されるというオンライン完結型の検定試験ですので気軽にチャレンジできます。PCが無くてもスマホからチャレンジ可能なので気軽に検定を受けられます。

 

この様な「オンライン上での受験」が可能な検定は数多く存在しますが、この南アフリカワイン検定は、2015年までは実際に受験会場を訪れて受験するタイプの検定だった事や、南アフリカワイン協会(Wines of South Africa)も関わっているので、内容が超絶本格的です。

 

オンライン検定ならではの"カンニングしながら"の受験をしても勉強になるテキストの情報量はワイン好きとしては是非とも目を通すべきだと思います。

 

 

 

南アフリカのワインをもっと知り、もっと評価し、もっと飲むべし

 

 

南アフリカのワインといえば、ピノタージュ(ピノノワール×サンソー)、ケープドクターっていう風が吹くよ、キャップクラシックというのがある、程度の認識しかなく、実際に普段から飲むという人はさほど多く無いのかな、という印象があります(あくまで個人の感想です)。

 

実際に南アフリカのワインには魅力が沢山あります。

 

いま流行りのチリワイン程の低コスパではありませんが、負けず劣らずの低価格高品質のワインが多く、ワイン造りの歴史も長いのです。そして何と言っても環境に配慮したワイン作りを行っているので、最近流行りの低酸化防止剤ワインが多く、フェアトレード(公正取引によって発展途上国の製品を適正価格で購入する事で、労働者の雇用環境を保護し自立を支援する)によって南アフリカ共和国自体の発展にも寄与している事はもっと評価されるべきだと思っています。まさに人がワインを作り、ワインが人を支えるという国、それが南アフリカのワインではないでしょうか。

 

 

 

全6章に分かれており、テキスト内容も本格的で永久保存版

 

 
早速、検定にチャレンジ。最初に名前などを入力する項目が出ますが、これらの情報は最終的に発行される合格証明書に記載する為に使用され、ブラウザを閉じてしまうと最初からやり直しになってしまう為、そこだけ注意しましょう。
 
 
入力を終えてスタートすると、このような画面になります。 PDFダウンロード をクリックすると、各章のカリキュラムに沿ったPDFをダウンロードできます。ページ数が多いのですが、1ページ毎の情報量は多くありません。(おそらく講義等に用いたパワポのファイルをそのまま流用したものかと・・・?)ですが、内容は要点をしっかりと抑えてあり地図も記載されているので読みやすいので、自分は全てプリントアウトしてファイルにまとめてあります。ソムリエ協会の教本より分かりやすいので、永久保存版として残しておくべきではないでしょうか(笑)
 
進め方は
PDFを読んで学習→10問あるクイズに挑戦→合格したら次セクションへ
を6セクション行い、全て修了後に合格証明書が発行されます。
 
個人差はあると思いますが、テキストを読みながら全てを終えるのに自分は1時間ほどかかりました。
 

 

 

という訳で、実際に名前の入ったディプロマを発行する事が出来ました。

折角なので、コンビニプリントで上質な紙に印刷して手元に置いておく事にしました。

 

南アフリカワイン検定は、南アフリカワインの普及、消費拡大・促進を狙った物であり、実際に影響があったかどうかは不明とはいえ受験スタイルを終えた2015年には前年比で2割ほど伸びたそうです(田辺由美さん曰く)。 この検定自体がWines of South Africa(WOSA)と南アフリカ共和国大使館の共催で行われていた事もあり、販促としては大成功だったと思います。ですが、最近はすっかりチリワインが国内で強くなってしまいました。もう一度南アフリカのワインにも着目すべきではないかなぁーと感じています。

 

南アフリカのワインの父でもあるヤン・ファ・リーベックは1642年には東インド会社の一員として長崎にも訪れていたと記録があり、南アフリカのワインと日本に遠くない縁があります。たまには南アフリカのワインを飲んで、そして学んでみるのは如何でしょうか?

 

 

 

 

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