忘年会シーズン、激しく飲んだ後は食後酒でゆっくりと・・・
 
image師走間近という事もあって、何かと肝臓にダメージの蓄積する季節となりました。
 
個人的には静かにゆっくり飲みたい派なのですが、会社関係の飲み会となると男性主体の職場なのもあったり、どうしても賑やかな居酒屋的な場所でビール中心にワイワイと騒ぐ場合が多く・・・2次会3次会まで頑張って付き合った後は1人で飲みに行く事が多いです。
 

さて。この日は日本酒好きの仲間(通称"変態(誉め言葉)")のお店で、誕生日会を合わせた忘年会チックな会。

 

 

日高のトンネル熟成を経た、

男山酒造 生酛純米

飲み比べると分かる、熟成の旨味。

何かとフレッシュなお酒が好まれる傾向にありますが、熟成の可能性はもっともっと追及するべき。

日本酒の熟成は、古酒とは一味違ってシェリーやマデイラに通じるモノもあり、燗を付ける事で身体にも優しく冬の食事にも最適なのです。

 

 

純米 吟風國稀
こちらも熟成モノ。
國稀といえば、超々軟水でスッキリ辛口が多いイメージですが、熟成によってナッツ香なんかも含まれていたり、奥底にある旨味を上手く引き出せていました。
 
 
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他にも多々な日本酒30本近くを並べて堪能。
ちなみに右にある巨大な缶詰は「ホテイ やきとり缶 1750g」で、自分の差し入れ。
パーティー向きですね、こういうアホなアイテム。
味もなかなか美味でした。
 
という事で十二分に日本酒を堪能したのですが、やはり最後は静かに飲みたいと感じ、1人で別のお店へ・・・。
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グラッパ / ルーチェ・デッラ・ヴィーテ

 
食後にはグラッパを飲んで〆る。
 
"グラッパ"とは、イタリアの蒸留酒でワインを作る際に残ったブドウの搾りかすを原料としたお酒です。
日本ではイタリア料理店と言いながらもグラッパを置いていないお店もあったり、やや認知度としては低いみたいですが・・・近年はサイゼリヤなんかにも置いてあるみたいですね。
 
イタリアのワイン生産者は、かつて上流階級の飲み物とされていたワインを気軽に飲む事が出来なかったので、搾りかすに水を加える等してグラッパを作って飲んでいた事が始まりなのだそうで、無色透明でアルコール度数が40度以上と高く、食後に飲むと胃液の分泌が多くなって消化の促進につながるとも言われています。
 
アルコールの刺激が強く感じるけれど、風味や余韻にはブドウの香りが含まれており、モノによっては樽熟成を行ったグラッパもあったりバラエティ豊かでボトルデザインも多様で面白いのが特徴です。
 
大手ワイン生産者のグラッパも多く、このルーチェを始めサッシカイアやガヤといった有名所のグラッパは国内では結構流通していますね。エノテカさんや、ちょっと品揃えの良い札幌市内の酒屋さんでも入手可能です。
 
今回頂いた"ルーチェ"といえば、ロバート・モンダヴィが携わっていたり、"スーパー・タスカン"の始まりとも言われる有名ブランドワインです。そこのサンジョベーゼやメルローといった高品質なブドウの搾りかすを使ったグラッパですから、美味しくないワケが無い。というべきでしょうか。
 
アルコールの刺激も柔らかく、カシューナッツの様な甘めなナッツの風味、ドライマンゴー、ドライパイナップルといった干したトロピカルフルーツのようなニュアンスを持っており、〆として飲むには贅沢極まりない1杯です。
 
あ、飲んだお店のレポはまた後日に・・・
 
 
 
 

 

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