こんにちは。
京都の着付け教室*いろは
講師の東です。
生徒さんから最近頂くご質問にお答えします。
Q 暑いです。この先どんどん暑くなるのに着物を着るの無理~
先生は夏も着物ですか?どうするんですか?
A 年中着物ですよ~
確かに暑いよね。これからなら裏地の付いて無い「単衣」の着物とお袖が無双(二重)になって無い襦袢に替えて、真夏は「薄物」と呼ばれる透け感のある着物に替えますよ。
確かに暑い!
地球温暖化をひしひしと感じます
しかしですね、昔ながらの知恵で裏地を付けなかったり、素材を選んだりして工夫したり、現代技術の進歩で新素材を使いながら暑い季節を乗り切りますよ。
私の場合、暑がりなのでゴールデンウィークには、下着は楊柳と呼ばれる凹凸のある素材やヒンヤリ感じるキャミソールなんかを使用。
補正のタオルは麻素材に。
帯板はヘチマ素材
襦袢は麻や東レの爽竹に替えていきます。
日によって着物も単衣を着たり袷を着たり。
五月の中旬以降は着物もほぼ単衣に変わってますね。
とにかく内側から夏仕様に替えて行く!
Q 去年、薔薇園を観に出掛ける日があんまり暑くて五月に単衣の着物を着ていたら知らないおばさんに「あなた、単衣は6月からよ!」と何故か怒られましたメッチャ怖かったです。どうしたら良いんでしょうか?
A 放っておきなはれ!
コレね~、若いお嬢さんに絡む「自称着物を私は着ます」おばさんです。
確かに着物の暦の上ではそう言われていますが、洋服に置き換えて考えてみましょう。
洋服で考えてみて?
五月とはいえ、メッチャ暑い日もあれば、肌寒い日もあります。
洋服の時はどうしてる?
「長袖を選んだり、半袖を選んだり」しますよね?「上着を着たり、着なかったり」自然と選んでいませんか?それで良いんです!
要するに体感温度。
ただし、冠婚葬祭や御茶席では「暦の上」を重視される事をお勧めします
何故ならば、そうゆう「場」だから。
例えば、結婚式に列席する方は白を避けますよね?
御葬式なら黒。派手なネイルやギラギラのアクセサリーはしませんよね?
着物も冠婚葬祭はそんな「場」なんです。
御茶席は「季節を感じ、演出する場」です。御茶席に関しては主宰されている先生に「何を着たら良いですか?」と聞かれると安心ですね。先生によってお考えも違うと思いますので。
私自身は「自称着物を私は着ます」おばさんに絡まれた事は無いのですが、多分あっちも1つ言うたら10返ってくると本能的に知っとるな!
この手の方は上記のような「特別な場」のみ着物を着る方が多いようです。
普段から着物を着ている人はもっと柔軟な考えですよ。
何故なら自分も暑いから
その証拠に「自称着物を着ている」おばさんに注意を受けた生徒さん達に、
「その人、その時に着物着てた?」と聞くと、今のところ100%「着てなかった!」と答えられます。
若いお嬢さんが、洋服でケッタイな格好しててもよう言わんのに、着物になると上からモノ言うのは何故なのかしらねぇ
いつもありがとうございます
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