マーラーはハンマーで何回打たれたのか?

マーラーはハンマーで何回打たれたのか?

クラシック音楽歴25年のカズオです。

毎年70公演ほど、オーケストラや室内楽のコンサートに通っています。

ここではオーケストラのコンサートについての感想や、クラシック音楽の疑問やあるあるについて書いていきます。

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クラシック音楽って何が面白いの?


クラシックをあまり聴いたことない人や、全く興味ない人はそう思っています。

今日はそんな人たちのために、クラシック音楽について説明していきます!


と、思いましたが、くどくど説明するのは面白くありません。


まずこれを観てください。





どうですか?

もしかしたら聴いたことあるかもしれません。

バーンスタイン作曲、ウエストサイドストーリーのマンボという曲です。


この演奏会はかなり特殊です。

これが普通のコンサートだとは思わないでください。

でも、これもれっきとしたクラシック音楽です。



では次です。





これはアルメニアの作曲家、ハチャトゥリアンのレズギンカという曲です。

この曲はアルメニアの民族音楽でガイーヌというバレエ音楽の一部です。

剣の舞はみなさん聴いたことあると思いますが、この曲もガイーヌの中の一曲です。

これを聴いたら血が騒ぎませんか?

この曲はわりとクラシカルな演奏会でも演奏されます。



最後はこれです。





チャイコフスキー作曲、序曲「1812年」の最後の部分です。

名前の通り、1812年に起きたナポレオン軍とロシア軍の戦争の様子を描いた曲です。

ロシア国家とフランス国家が交互に流れるので、戦ってる様子が想像できます。


そして、なんと大砲が何発も撃たれます。

ロシア軍の勝利の祝砲ですね!

この大砲は楽譜に指定されています。

もちろんコンサートホールで大砲は撃てないので、大太鼓が代わりになります。

海外の野外コンサートに行けば生の大砲を聴けるかも!



どうでしたか?

クラシック音楽というものが分かったでしょうか?


こんなのクラシックじゃない!


そう思うかもしれません。

いえいえ、れっきとしたクラシックです。


もちろんかなり特殊な曲を集めたので、こういう派手な曲ばかりではありません。

でも少しは興味をもっていただけたのではないでしょうか?



これからもクラシック音楽やオーケストラについて書いていきます。

もし疑問などがあればどんどん聞いてください!

みなさんの疑問にちゃんとお答えしますので!




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今日は読売交響楽団の演奏会を聴いてきました。


指揮は

シルヴァン・カンブルラン。

曲目は

モーツアルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
マーラー   交響曲第7番「夜の歌」



マーラーを演奏するときは1曲だけのプログラムが多いですが、今日はナハトムジーク(夜の音楽)つながりでモーツァルト付きでした。


アイネクは有名な曲ですが、なかなかオケで聴く機会はありません。

モーツァルトにあまり興味ない筆者は、4曲もあることを知りませんでした。

最初の曲以外も聴いたことあるなー、と思いながら聴いていました。

カンブルランの演奏はクレッシェンド、ディミヌエンドをハッキリ聴かせる演奏で、かなり引き付けられました。


休憩終わってマーラーです。

カンブルランの演奏は、去年のトリスタンとイゾルデを聴きました。

その時は、わりとあっさりめで思い入れが控えめな印象でした。

今日の演奏もそんな感じかなと思っていましたが、期待は裏切られたのです。


1楽章の導入部はけっこう速いなと思いました。

でも歌う部分ではかなり思い入れたっぷりで、粘りのある演奏でした。


テナーホルン(今日はユーフォニウムでしたが)のソロは外囿さん。

とても上手い!

ハッキリ言ってこのソロは、この楽章ではかなり重要です。

マラ7を聴くのは今日で4回目になります。

そのうち2回が、このユーフォニウムソロが外しまくりのボロボロの演奏でした。

それだけで萎えます。

オケが良かったとしても、全体の印象としては台無しになってしまいました。


今日と前回聴いた演奏は、外囿さんでしたのでどちらも素晴らしかった!

前回聴いた時は、指定通りテナーホルンを使っていました。

しかし、テナーホルンの音程が酷かったのはよく覚えています。

まあ楽器のせいなのでしょうがないですが。

とにかく外囿さんが素晴らしかったです。


1楽章はトランペットのソロもたくさんあります。

ソロトランペットは東フィルから移籍してきた辻本さん。

少し傷はありましたが、とても堂々とした良い音を聴かせてくれました。


この曲の金管楽器のソロはとても難しいんです。

マーラーの交響曲の中でも、テクニック的には1番難しいんじゃないかと思います。

その理由は、跳躍のメロディが多いからです。

しかも、ハイトーンからロートーンまで1フレーズで吹かなければいけません。

金管楽器で跳躍というのはとても難しいので、音を外す確率が高くなります。


また、他のマーラーの交響曲ではトランペットやホルンは5~8人くらいいるので、吹くところも分散されます。

マラ7では、ホルン4人、トランペット3人と普通の編成なので個人の負担が大きいんです。

その点でも大変な曲だということがわかります。

しかし、読響の金管奏者はとてもレベルが高いので、あまり気になるところはありませんでした。


個人的にマラ7の第1楽章は好きです。

あの狂気的な暗さ、中間部の美しさは他のマーラーの交響曲でもなかなか聴けません。

カンブルランの演奏は、楽器のバランスも特徴的で新たに発見することも多かったです。


2楽章以降はわりとオーソドックスなテンポ設定で聴きやすかったです。

2楽章の頭はホルンのどソロ。

今日のホルン首席は日橋さんでした。


彼は1年前まで日フィルに在籍してたんです。

その頃、インキネン指揮のマラ7を聴きに行きましたが、その時もソロを吹いたのは日橋さんでした。

このホルンソロも前述のようにとても難しいんですが、前回も今回も完璧に吹き切りました。

彼ほどのホルン奏者は、今日本にはいないんじゃないでしょうか。

それほど上手いです。


さて、4楽章まではわりと夜の雰囲気を感じさせる音楽なのですが、第5楽章は急にどんちゃん騒ぎになります。

この楽章は勢いに任せる演奏が多いですが、カンブルランはかなり客観的です。

テンポも重厚でマエストーソ感を出していました。

ちなみに最初のトランペットとホルンのコラールは、マイスタージンガーのテーマのパロディです。

それも意識してなのか、堂々とした演奏でした。


さらに面白かったのは、途中のトロンボーンのメロディをかなり抑えて、ホルンのマイスタージンガーのテーマを聴かせたことです。

普通の演奏ではトロンボーンしか聴こえないところですが、ホルンはこんなことやってるんだ!という発見がありました。

筆者としては全体的にトロンボーンが抑えめだったので、ちょっと物足りない部分はありました。

しかし、カンブルランはもともとトロンボーン奏者で、フランスのリヨン国立管などで吹いてたんです。

トロンボーン奏者としての、カンブルランのこだわりがあったのかもしれません。


この5楽章だけ言えば、かなり異質な演奏です。

しかし、全体としてはとても面白く聴けました。

80分がとても短く感じるくらい。

読響もかなりレベルの高いオケなので、安心して聴けますし。


マラ7もマイナーな曲と言われますが、毎年のようにどこかのオケが演奏しています。

3年前には、二つのオケが同じ日にマラ7を演奏するなんてこともあったぐらいです。

もはやマーラーの中でマイナーとは言えないですね。

マラ7好きとしては嬉しいです。


これからも素晴らしいマーラーが聴けることを期待しています。


最後まで読んでいただいてありがとうございました。



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男というのはだいたい若い女性が好きだ。


ブルックナーという男も例外ではない。


しかし、彼は普通ではなかった。


60歳過ぎても10代の女の子に猛アタックし続けたのだ。

しかし、一向に報われず生涯を独身で過ごした。


ここではブルックナーの恋愛がなぜうまくいかなかったのかを考えていく。


ブルックナーはモテない男の典型?


ブルックナーは手当たり次第、初対面の女の子に求婚をし続けたらしい。

これはだめだよ、ブルックナー!


モテない男の典型だ。

もちろん初対面で求婚する変人はなかなかいないだろう。

しかし、同じような過ちを犯している人はたくさんいる。


問題なのは、自分に対する好感度が高くないのに告白してしまうことだ。

結婚にしても、付き合うにしてもだ。

それで成功するのは、イケメンか金持ちの有名人くらいだろう。

それでも成功率は2パーセントくらいだ。

ましてや、ブルックナーのような60過ぎの爺さんでは不可能だろう。


恋愛には順序や流れというものがる。

まず女の子と出会ったら、デートやメールなどを繰り返し好感度を上げなければいけない。

パワプロでも、練習そっちのけで女の子とデートして、好感度を上げていくはずだ。

ゲームでも最初から告白するという選択肢はない。



そして、好感度が80パーセントを超えたら告白すればいい。

デートの回数は3回なのか、はたまた10回なのかは人によるだろう。

パワプロでは、だいたい10回くらいで勝手に告白の流れになる。

普通なら数回デート出来ればうまくいくだろう。


いろんな人に何回告白してもうまくいかない人は、だいたいこの当たり前のことしていない。

もちろん、デートの内容やその人の人間性によって、失敗する可能性はあるだろう。

相手との相性もあるので、ダメと分かったらさっさと次の女性を見つけよう。


ブルックナーもこの一連の流れをすっ飛ばして求婚をしてしまった。

当たり前だが成功率は0パーセントだ。

うまくいったとしても、それは結婚詐欺だろう。

もしブルックナーが今の時代に生まれていたら、結婚詐欺の格好の標的になっていただろう。


恋愛というのは、相手の気持ちを一番に考えなければいけない。

それを無視して自分の思いだけを伝えてしまったら、うまくいくわけがない。

ブルックナーはワーグナーに恋愛の仕方も教えてもらえばよかったのに、とつくづく思う。


それでは、ブルックナーがこの一連の流れを踏まえたら結婚できたのか?

容疑者ブルックナー



60代の男性が10代の女性と付き合う、ましてや結婚するのはかなり難しいだろう。

しかし、ブルックナーはそこらへんの爺さんとは違った。

作曲家としての地位もある程度あったし、大学の教授の仕事もたくさんあった。

もちろん金もある。

これらの地位と名誉と財産を最大限に生かせば、10代の女性をゲットできたかもしれない。

仮に付き合えたとしよう。

結婚はできるのか?


そこには新しい問題がある。

普通の家庭で育った10代の女性には、まだ親がいるだろう。

10代の娘と結婚したいと60代の爺さんが挨拶に来たら、両親に猛反対をくらってしまう。

普通に考えたら10代で結婚すること自体許さないだろう。

ましてやもうすぐ死ぬと分かっている爺さんが来たら、二度と娘に近づくなと言われてしまう。


それではあきらめてしまうのか。

いや、まだ方法はある。

両親を殺...


いやいやいや、ちょっと待てブルックナー!


そんなことをしてはせっかく苦労して築き上げた作曲家としての地位が、一瞬にして崩れ落ちてしまう。

というか人生が終わる。

もし相手の女性にバレでもしたら、復讐されるだろう。

残り少ない人生なのに、さらに余命が短くなってしまう。


これでは彼の晩年の交響曲の存在も消滅する。

やはりここはおとなしく引き下がってもらおう。


ブルックナー結婚する


ブルックナーの地位と名誉、そして素晴らしい交響曲を作曲してもらうために、10代女性との結婚をあきらめてもらおう。


では10代以外との結婚はどうか?


可能性は上がるだろう。

40代ぐらいの女性なら問題ないだろう。

もしかしたら30代でもいけるかもしれない。

今の世の中でも年の差婚はあるし。


なんだ、簡単なことじゃんブルックナー!



その人相応の恋愛というものがある。

ブルックナーも少し妥協すれば結婚できたかもしれない。

もちろん前述したように、まともに恋愛できた場合だが。


恋愛とは人の人生に多大なる影響をを与えるものだ。


もしブルックナーが結婚していたら、愛の交響曲が生まれていた

かもしれない。


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