FUJIFILM X-T200ミラーレス一眼が思ったより使い勝手が良かった

私、KenUは、しばらく前からミラーレスデジタル一眼カメラが欲しかったのだ。
そして、数あるメーカーの中から選んで購入したのが、FUJIFILM X-T200。
今回、購入後に気が付いた、良かった点、不満だった点、について書くことにする。

価格と装備のバランスがいい

購入先はAmazon。価格は税＋送料込み￥65,273。比較的安価だと思った。それがこの製品を選択した理由の一つでもある。
広角～標準の焦点距離15-45mm（35mm判換算：23 – 69mm相当）ズームレンズが付属。KenUの趣味の一つ、モーターサイクルYAMAHA MT-09と風景写真撮影用途には、この焦点距離で十分。

屋外撮影では電子ビューファインダーはあったほうが良い。だから、それが搭載されていないFUJIFILM X-Aシリーズ、Panasonic LUMIX、SONY αシリーズは選択肢から外れた。なお、SONY αには電子ビューファイダー付きもあるが、購入コスト負担が大きくなる。OLYMPUS OM-Dは電子ビューファインダーを搭載しているが、事業撤退するメーカーの製品をあえて選択肢に加える理由はない。

KenUは、自撮りYouTube動画を撮影することもある。だから、モニターがレンズ側に向くとありがたい。
その点、X-T200はバリアングル式の液晶モニターであり、条件を満たしている。そのことも購入の決め手の一つだ。

携行に許容できるサイズ

KenUは、通常、デジタル一眼レフNikon D5300を使用している。
D5300に18mm-300mmズームレンズを取り付けているので、でかくて、重量は1478gもある。一方、X-T200は、レンズキャップ、レンズ保護フィルター、ストラップを取り付けても546g。これなら、普段持ち歩いてもよい、という気にもなる。

予想外に高機能

X-T200を購入しなければ分からなかった、良かった点を次に挙げる。

【動画撮影】
・動画撮影時のオートフォーカス音が静か
・バリアングルLCDモニターを自撮り側に向けたときに、鏡像ではなく実際に映る正像で見ることができる※モニターを180°反転すると鏡像になるが、175°くらいにすれば正像になる
・電動ズームで動画撮影時のスムーズなズーミングができる
・動画で顔認識機能が使える

【静止画撮影】
・ジョイスティックのようなレバーでフォーカス位置を容易に変更できる
・露出補正が液晶モニター画像、電子ビューファインダー画像に反映される（ミラーレスのアドバンテージ）
・電子ビューファインダーでも撮影画像の再生・確認ができる（D5300は日差しの強い下では液晶モニターが見えにくくなり、撮影画像の確認ができない）
・昭和のフィルムカメラのようなダイヤル操作で撮影条件変更が容易にできる

【その他】
・電子ビューファインダー、液晶モニターの切り替え操作が簡単
・ファインダーの視度調整ダイヤルだけで、KenUの裸眼での視力補正が効く（D5300の場合は、別売の視度補正レンズが必要だった）

動画、静止画ともに、操作性の良さから、失敗撮りが減るかもしれない。

バッテリーは想定外

一方、不満だった点を次に挙げる。

【電源】
・意外にバッテリーの使用可能時間が短い（ような気がする）
・別売バッテリー（NP-W126S）の価格が高い
・バッテリーチャージャーの付属なし（本体にUSBケーブル接続して充電）

【その他】
・レンズフードが取り付けられない

後日、出費が増えそうだ。

レッタチが楽になりそう

X-T200のアピールポイントの一つに、フィルムを交換する感覚で色と階調表現を選ぶことができる、フィルムシミュレーションという機能がある。その上、その機能のオートブラケッティングが可能。
すなわち、一度のシャッターで、フジフイルムの3種類のリバーサルフィルムをシミュレートした、3枚の写真が保存できるのだ。
その例を下写真に示した。撮影条件はプログラムモード, ISO640, f/5.6, 1/170秒,露出補正+0.3。
上からプロビア、ベルビア、アスティアのフィルムシミュレート。

この機能は、今後使い込んでいくのが楽しみ。D5300のピクチャーコントロール機能もオートブラケッティング設定ができれば良かったのにと思う。
とはいえ、今後もD5300はメインカメラとして、X-T200はサブカメラとして、上手く使い分けていこうと思う。
娘のNikon1も「小さくていいなぁ」と思ってたんだけど、販売中止になちゃったからな。