中古ボート販売業者社長が金曜日、海峡を越えてイギリスに渡ることを希望する移民たちに、数十隻のボートを販売したとして実刑判決が言い渡された次第。

 

英仏海峡を渡る移民(2018年8月)

 

販売会社社長の45歳エマニュエル・デスルー(Emmanuel Desreux)は、モーターのついたゴムボート39隻を移民らに販売し、フランスからイギリスへ混雑する海路を渡る方法を案内したとして、18カ月の実刑判決とさらに18カ月の執行猶予判決が言い渡されたということ。

 

共犯者の54歳タクシー運転手、ジャン=クロード・ディメイエ(Jean-Claude Demeyer)にも、ボートと移民たちの輸送を手伝ったとして、1年の実刑判決と1年の執行猶予判決が下された次第。

 

警察は今年1月、カレー海岸でイラン人4人とタクシー運転手2人を逮捕したことから捜査を開始。彼らの証言で、デスルーとベルギーとの国境にほど近い、その会社「フルヴィアリス(Fluvialys)」の存在が明るみに。

 

デスルーは、昨年10月から今年3月にかけて海峡を渡った、違法移民のほう助罪で起訴。この時期は、ちょうどイギリスへと海峡を渡るアフガニスタン、イラン、イラク、そしてアフリカからの移民が急上昇し、イギリスとフランスで警察が警備を強化した頃と重なるところ。

 

警察は逮捕時、デスルーの車から現金14,000ユーロ(172万円)を発見。

 

双方ともに、世界で最も混雑する、海流の強い、天候が荒れる海峡を、移民が渡るという危険性に対して、後悔の素振りはみじんもない様子。

 

「すべてが天候次第」というデスルーは移民たちに、「天気が悪かったら、後で電話するように伝えた」と。

 

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年末年始に繰り広げられた、海峡移民騒動の黒幕に判決が下されたわけですが。なんだかあまり反省していないようですね。。。

 

 

 

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