フランスの高等保健機構(Haut Autorité de Santé)は、開発中のCovid-19に対するワクチンの普及を、最もウイルスの影響を受けやすい人々から5段階に分けて段階的に行う政策を発表。

 

 

まず初めに、気になる義務化について。先週末の調査でフランス人の59%が接種を拒否しているというワクチンに対し、マクロン大統領は「接種の義務化はない」と最近の会見で言及。

 

それでは、5段階の普及方法とは。高等保健機構は、国民を5つのグループに分けて、段階的に普及させることを提案。最終的な決定権は、政府にゆだねられるということ。

 

第1段階、高齢者施設( Ehpads)の入居者

第2段階、75歳以上の高齢者、および65~75歳で心臓や肺に慢性疾患を患う人

第3段階、50歳以上の慢性疾患患者、および医療従事者

第4段階、医療従事者以外で、感染リスクに直面して仕事をする人、およびホームレス

第5段階、18歳以上の全国民

 

Covid-19に感染しても軽症で済む割合の多い子供は、優先グループには分類されず。

 

普及開始時期について、マクロン大統領は12月末から1月初めと言及したものの、一度に注文した全数量が届くとは考えにくく、届いた順に上記の優先順位で接種を開始するという高等保健機構の考え。

 

世界保健機関とヨーロッパ保健当局は、いずれもワクチンが広く普及するのは3月に入ってからと考えるところ。

 

普及方法は具体的に公表されていないものの、冬季に実施されるインフルエンザの予防接種と同様の方法を取ると見られているところ。そうなれば、優先順位に従ってグループに該当する人々に対し、国民健康保険機構よりコードのついた書簡が届き、それを主治医もしくは薬局に持って行き接種してもらうことに。

 

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12月末から1月初めに第1段階が開始し、3月に第5段階に達するという予定。妥当な流れなのではないでしょうか。

 

 

 

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