明けましておめでとうございます。
半年以上ブログ更新できず、ご無沙汰しておりました。
6年間お世話になったX先生から「もう大丈夫」と言われて以来、気が抜けたというか、サバイバー・ブルーとでもいうのか、何とも説明しがたい状況でした。
普通に生活をして仕事をしています。
ブログを読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
この間、スイスに行きました。
街のど真ん中にある馴染みの施設で、マンモ、エコー、骨粗しょう症検査をしました。
診察台の上で、ふっと宣告された時の事を思い出した。
怖かったな。
でも、今回はたぶん大丈夫。
今のところ再発はない。
こういう「感」はあたる、ということにしておこう。
このところ、オリビア・ニュートンジョンの事が気になってます。
1978年にグリースという映画でジョン・トラボルタと共演し、超有名になったオーストラリア人の歌手・女優さんです。
オーストラリアといえば、今も続く大火災が心配です。
今回はがんの話しに戻り、3年以上前に書いたブログを紹介します。
5年前、「フィジカル」という歌に励まされて抗がん剤治療に行ったな。
ありがとう。
ニュースになったのは、3度目のがん治療中のオリビアさんが、自分の所持品をオークションに出した時でした。
オークションの話しに尾ひれがついて、72歳の高年齢、ステージが進んでいる、なぜ緩和治療、と噂される中、彼女はきっぱりと「余命は考えない」と宣言しています。
オークションはもちろん、オーストラリアのがんセンターへの寄付のためでした。
色々な方が買われた様子です。
目玉商品は、オリビアさんが映画「グリース」でパアッと格好良く投げすてた「黒の革ジャン」でした。
なんと、2千6百万円!
お金もちのファンがいるのですね。
そして、なんと、その数週間後、匿名の男性が「黒の革ジャン」をオリビアさん本人に返しました。
「自分のようなただの金持ちの家に飾っておくものではない。3回もがん治療に臨むオリビアさんの手元に返す」
ですって。
そして、2020年新年度、オリビアさんは大英帝国勲章を授賞しました。
社会貢献が認めらたのです。
過去の著名な授賞者はエルトン・ジョン等。
わたしは再発の経験はない。
でも、オリビアさんの人間としての、がんサバイバーとしての気持ちが少しだけわかる気がする。
もちろん、だれにも最期の時がくる。
彼女もそれはちゃんと解っていて、自分の力で人のためにできる事をしているのだろう。
わたしは何ができるだろう?
去年も玉川温泉で漠然と考えたけれど、何もしていない。
まだめっちゃユックリ模索中。
皆さま、よい2020年を!