みなさま、先日の台風は大丈夫でしたでしょうか。
今回、犠牲に遭われた方やそのご家族、ご友人、
いまだインフラが断たれて不便を余儀なくされている方、
道路が寸断されて孤立状態にある方、
いのちからがら逃げて来られた方。
浸水により家や財産、
お店や商売道具のすべてを失われた方、
今回の台風のみならず、
以前からも引き続いて、
いまだ避難所生活をされておられる方。
そして。
今回はほとんど、まったく被害はなかったものの
不安な夜に、
台風が過ぎ去るのをただ待ち続けるしかなかったすべての皆さまへ。
こころからお見舞い申し上げるとともに、
みなさまのこころが早く癒え、本来の力が回復されていきますように。
また代わりに犠牲になられたすべての魂が、
安らかで、迷うことなく還っていかれますように。
あらためて、毎日を祈りとともに、
活かされて生きたいと思います。
◇
昨日は、東京・臨海エリアで開催された
「日本アーユルヴェーダ学会 東京研究総会」に
初めて参加してきました。
もともと今回の3連休で予定されていた本学会。
台風の関東直撃予報を受け、最初の2日間は中止となり、
当初の予定が大幅に変更されて、
最終日の3日目のみの開催となりました。
2年も掛けてご準備されていたセヴァスタッフの方々、
最終的に台風の予報とにらめっこしながら
最適な判断を下さねばならなかった責任者の先生方。
都内に居るなら、
家や食糧、身の回りの台風対策もせねばならなかったときに。
あるいは
地方から都内への移動はいつが可能なのか、流動的な交通状況だったなかで。
大会自体も先生方も、
開始から遅れることなく、出店のお店もたくさん出ていて、
きっとギリギリまで調整のために、事務局や裏方でご尽力されていた方はたくさんあったはずで。
主催者みなさんのアーユルヴェーダやヴェーダへの愛やリスペクトが、この非常事態の中でも開催を可能にさせてくれたんじゃないかと思うと、
なんというか、今回こうして参加させていただけたことがほんとうにありがたく、知識のみならず、学びや気づきのすべて、今回受け取ったことは、1ミリも無駄にしたくなくて、
感じたこと、気づいたことをそのままここに書き留めようと、試みています。
ここから本題。
今回の学会テーマは、
『日本の!アーユルヴェーダ』。
コレコレ!待ってました!!
2013年、インド司祭バラモンに嫁入り後、
わたしがヴェーダのリアル、パンディット神官である夫から学びはじめ、ジョーティッシュも少しずつ理解出来はじめてきたいま、まさに!
超絶、知りたかったことが、いまここに!!
というのも。
じつはわたし自身が、インドで受けたアーユルヴェーダの不妊治療によって、赤ちゃんを自然妊娠で授かることができたという経験があって。
(そのアーユルヴェーダベビーは、もうすぐ1歳!)
もちろんそれはインド占星術でも、妊娠の難しさは出ていたのですが。
不妊に悩んでご相談に来られる方へ、
ジョーティッシュの観点から、妊娠が難しくなっている原因を特定し、その改善策をお伝えするだけでなく、
わたしたちのみならず、バット家のほぼ全員がお世話になっていて信頼を寄せている、
インド人の個人開業医・アーユルヴェーダドクターの治療が受けられる環境に、いつかお繋ぎしたい、という思いがふつふつとあって。
実現させるために、
いまのわたしに何が必要で、どこまで何ができるのか。
それを知るために、
まずは日本のアーユルヴェーダの現状を知りたーい!というのが、参
加の動機だったのです。
まさにいまのわたしに、ドンピシャなテーマだったのでした。
今回参加することができて、ほんとうによかった!
とくに、かねてからの疑問であった
・なぜアーユルヴェーダといえば「舌磨き」とかばっかりで、日本では治療行為が受けられないの?
・日本では漢方の処方はされているのに、なんでアーユルヴェーダの薬の処方はできないの?
・日本のアーユルヴェーダって、なんでマッサージサロンの延長線みたいにみえるの?
への回答をすべて得られたこと、
そして
日本のアーユルヴェーダが抱える課題を知れたこと。
さらに、
この理解によって、わたしたちShreeVidyaシュリヴィッディヤに出来ること、出来ないことが分かったし、
日本でインド占星術ジョーティッシュとアーユルヴェーダの相乗効果を最大化させていくのに、
これからわたしたちが何をしていけばよいかが明確になったことは、わたしにとって大きな収穫でした。
・
ほかにも何が貴重だったかといえば、
内科・泌尿器科、
眼科、
精神科、
婦人科、
消化器・乳腺外科医、
歯科
をご専門とされ、かつアーユルヴェーダを学び実践しながら、医療現場で活かしておられる現役医師の方々の、
ご経験に基づく整理された知識とご見解を、
アーユルヴェーダと西洋医学の見地を対比させながら分かりやすく解説してくださったこと。
わたしたちが行っているインド占星術の鑑定では、時おりクライアントから、弱い惑星の影響によるご病気や疾患について、ご相談を受けることは増えてきていて。
そんな中、
実際に惑星の影響をジョーティッシュの見解としてお伝えすることは出来ても、医療の専門家ではないわたしの理解度では、解説できることに曖昧さを残していることが課題だとも感じており。
とくに鑑定でもご相談の多い、婦人科系と精神科系の発表は、興味深く拝聴しておりました。
意外なところでは、目や歯がアーユルヴェーダともしっかり関係があって(当たり前なのでしょうけれど、、、)
高校生物が結構好きだったわたしにとって、普段聞けないドクターのはなしが実に楽しく「へ~」の連続でした。
・
楽し嬉しかったことといえば、ランチとスナック!
ベジタリアンという食のマイノリティであるわたしが、学会申込前から心配していたランチは、当然のごとくベジタリアンのお弁当で。
(ほんとうにありがたく、見た目も愉しく美味しかった!)
小腹が減ったときのためにと、チャイやサモサ、コロッケなどスナックコーナーまで用意されていて、
ベジタリアン天国(ベジタリアンにとって、ここにあるものどれ食べても大丈夫、という天国のような環境)だったので、それもまた気分をアゲさせてくれました。
(もちろん自宅で子守りをしてくれていた夫のために、ベジコロッケをお土産として購入。これも美味しかった♪)
・
ランチのあとは、インドグジャラート州のアーユルヴェーダ大学を修了された日本人アーユルヴェーダドクターによる、家庭でできる予防ケアについて。
分かりやすくて、素人でもリスクなく、とっつきやすい方法をかいつまんで、効果も交えて教えていただきました。
終盤には、日本人アーユルヴェーダドクターを迎えたパネルディスカッション。
日本におけるアーユルヴェーダの歴史はこれまでほとんど知らなかったのですが。
たしかにヴェーダの発祥からすると比にならないかもしれないけれど、
日本で何もなかった黎明期の41年前から、いまの時代まで、継続して繋ぎくださったドクターのみなさまの思いと、見えざる努力に敬意を感じずにはいられず、
また、新たな若い世代へとつなげられていく中で、アーユルヴェーダ治療の恩恵を受けたこの御恩を、わたしはわたしの立場と役割から、遺していけたらと改めて思うのでした。
・
来年は大阪で学会が開かれるそうで、すでに準備がはじまっているのだとか(この日程、わたしの誕生日とモロかぶり。。。)。
それまでこの1年のあいだに、もう少しアーユルヴェーダへの学びを深めつつ、来年はもう少し成長した状態で参加できたらいいな~
ShreeVidyaシュリヴィッディヤ
バットあやたかぎ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2019年ほぼ最後の
インド司祭バラモンによる対面インド占星術鑑定
※ご予約はお早めに※
※11月の予定は近日UP予定※
↓詳しくはコチラ↓
https://www.shreevidya-bhatt.com/jyotish/
2020年2月より
『北インド式インド占星術講座』開始予定
※10月下旬、募集開始予定※
↓ご参考↓
https://www.shreevidya-bhatt.com/jyotish/
2020年2月より
『ヴェーダ勉強会』開始予定
↓お問合せはこちら↓
shreevidya.vedicdarshana@gmail.com