ジャガットグル
故サットワババマハラジ
享年100(満99歳)
西暦;
2012年11月28日没
パンチャーンガ;
カルティカ マーサ(カルティカ月)
プールニマ(+15、満月)没
↑ニティッシュジがマハラジの専属アシスタントとして、ともに毎朝のプージャをしていたときの写真と、マハラジ自身が使用していたパドゥカ(下駄)。実際に履いていたので、指のあたりに凹みがみられる
インドでは命日というと、
グレゴリオ暦ではなく、
ヴェーダの暦「パンチャーンガ」が
いまでも使われます。
今年は閏年だったので、
8年前のカルティカ月の満月と、
今年の同月満月の日にちは近いですが、
インドの暦を追っていくと、
グレゴリオ暦での日付は毎年異なります。
今年は「月曜」と「満月」が重なるので、
いいヨガ(組合せ)の日でもあるんです♪
(月食のネガティブなヨガの日でもありますが、、)
「サットワババ」は、
インドの聖地ワラナシのガンガーのほとり、
初代シャンカラチャーリヤジが
ホームレスとして現出したシヴァ神と
出逢った場所でもあり
24時間稼働し続け
ここで荼毘にふされたら
モクシャ(解脱)に至ると知られる火葬場
「マニカラニカ ガート」の
すぐそばにアシュラムをおきます。
グジャラート州出身の初代が
たどり着き
与えられたその地で、
マハラジは6代目「サットワババ」を
護っておられました。
当時おそらくワラナシ1長寿の聖者で
最高位のグルに与えられる称号
「ジャガットグル」を
与えられた存在でもありました。
↑6代目「サットワババ」マハラジ
↑初代「サットワババ」
師弟の強い信頼関係で結ばれていた
ニティッシュジでしたが、
マハラジの最期を
看取ることはできませんでした。
体調を崩したマハラジは当時、
グジャラート州の病院に入院していて、
ニティッシュジもこの時
故郷のグジャラートに帰省していたのですが、
この年の11月27日は、
マハラジに行かせてもらっていた
大学院の修了式があり、
300km離れたワラナシまでは
電車で36時間掛けて
行かねばならず、
グジャラートを発つ前に、
病院へ見舞いに訪れたのが
最期となりました。
大学の修了証を無事、手にして
喜びと感謝を電話でマハラジに伝えた
その翌日。
帰りの列車の中で、
マハラジ逝去の報せを受けたのでした。
↑サンプールナーナンド サンスクリット大学 修士号を首席で修めた修了証。サンスクリットのアーチャーリヤ(ヴェーダを学び修めた人に与えられる称号)であることを認められた
この最期の面会となった時に
マハラジから言われた言葉が、
どういうわけか
「君は2か月後に、人生の伴侶と出会う」
というメッセージでした。
そしてニティッシュジ本人には
当初まったく自覚はなかったのですが、
本当に2か月後となる
2013年の1月のおわりに、
アラハバードで行われた
マハークンブメーラで、
わたしとニティッシュジは出会い、
夫婦となりました。
↑2013年アラハバードで行われた「マハークンブメーラ」を特集するエアインディア機内誌。クンブメーラは世界中から注目を集める世界最大級の宗教的祭典で1000万人以上が訪れる
↑マカラシャンカランティ(太陽がやぎ座へ移動する日、1月16日ごろ)を前後して約2か月にわたり開催されるクンブメーラの夜の様子。一晩中明かりが消えることがなく、大音声で祈りの声がこだまする
↑わたしが最初にニティッシュジを見たのは、このシヴァリンガムのプージャのとき。そこでプージャを執り行う二ティッシュジを目にしたとき、「なんて魂の美しいひとなんだ!」と直観し、「わたしもこうありたかったんだ!!」と、この世で生きる目的をひとつ思い出した瞬間でした
↑毎日、毎朝執り行われていたクリシュナ神へのプージャ。初日のプージャで見惚れてから毎日追っかけのように隠し撮りしてました(爆 35歳でもハートは高校生♡
↑冥土の土産のつもりで無理やり撮影させてもらった貴重な1枚。真ん中のビニヤナンダ ババジはまさに、キューピット役でした笑
いまわたしたちは
ニティッシュジが
マハラジから授かった秘儀
「ShreeVidyaシュリヴィッディヤ」
からいただいた屋号をかかげて
日本で
インド占星術をはじめ、
ヴェーダの叡智を
伝えることを業としています。
・
こうして日本で
純度高くヴェーダを伝えることができているのは、
ニティッシュジ本人の
努力はもちろんのこと、
大学・大学院で途切れることなく
学び続けることができたからで、
それは
家計が苦しかった親の代わりに
経済面、生活面で
全面的なサポートをしてくれた
マハラジの存在なしにはあり得ず、
そして
苦学生に対する
無償の施しが用意される、
インドのそんな環境の根底にある
ヴェーダの文化、思想のおかげでもあるのです。
・
今日はマハラジの命日に寄せて
改めて
ヴェーダの思想、教えの循環の中で
生かし活かされていることを胸に思い起こし、
これまでわたしたちが
受け取ってきたすべてのものを
じぶん達のまわりへ還元&循環させていこうと
マハラジの遺影を前に
誓わせていただきました。
そして、図らずも、
このマハラジの命日でもあるこの満月の日に。
ニティッシュジがあらゆる原典など
膨大な情報からまとめ上げた
インド占星術基礎講座のテキストが
本日、納品となり手元に届きました。
今後の誓いとともに、
これまでコツコツ歩んできた
ご報告申し上げられたことが
何より嬉しく、胸にくるものがあります。。。
↑本日、これまでの軌跡のご報告として、出来立てホヤホヤで手元に届いたインド占星術講座のテキストを、自宅のテンプルへ献本いたしました
さらにさらに!
今日気がついたのですが、これまでの節目を振り返ってみると、なんと「27日」=数秘で言うと「9」と言う共通点が浮かび上がり、、、不思議&面白いですよね。
◎ニティッシュジがマハラジの直弟子として認められた日
◎ニティッシュジがアーチャリヤの称号を与えられた日
◎ニティッシュジが国際結婚後、日本での生活をスタートさせるため成田に降り立った日
↑ニティッシュジがマハラジの直弟子として認められるきっかけとなった、ワラナシの学生向けに開かれる(U20みたいな)「マントラしりとり」大会で4位を修めた証明書。生徒であるニティッシュジの所属がサットワババアシュラムであることが書かれていて、マハラジにとっても嬉しい快挙だったのだそう。この実績がきっかけで、マハラジに認められ周りの世話をしながら、間近で勉強させてもらえました。これも27日
↑いろんなトラブルを乗り越え、ようやっとインドにて国際結婚を成立させ、日本での生活をスタートさせる日が2013年11月27日でした。これから寒い冬を迎えるという時期にこのスリッパ。せめてと義父がムンバイ空港で急遽買ってくれた靴下を履いて。このときは靴もコートももちろんなくて、束の間だけ滞在するわたしの実家はあったものの、家も仕事もお金もないところから始まった私たちの新婚生活
↑2013年11月27日
日本でともに生き始める初日。成田空港にて。2日先に帰国していたわたしが迎えに。このバッグの中には、ワラナシで購入した20kgほどのシヴァリンガムが入っていて、成田到着後、最後の税関で「このデカイ石はなんだ!?」と怪しまれ、中に変なもの詰め込んでないか、何度もスキャンされたそうで、飛行機到着から1時間以上も待たされようやっと再会できました
↑これが税関で舐めくりまわすように入念な入国審査を受けたシヴァリンガム
これから迎える土木の結び以降の私たちには、
一体どんな試練が待ち受けているのでしょう笑
家も仕事もお金も、
何にもないところからわたしたちは始まっているので、
正直、もう怖いものは何もないのです笑
ただ、与えられたことを
コツコツとやり切るのみ。
2020年の大事な節目に、
これからの新たな時代も、
どうぞ皆さま、よろしくお願い申し上げます。
土木の結びの先の時代を、
柔らかく、しなやかに、
いにしえから伝わる智恵を学びながら、
ともに、乗り越えて参りましょう〜
・
2020年の
いよいよ最後のインド占星術鑑定となります。
新たな時代の一歩となる2021年。
みなさまがご自身のいのちを活かせるよう
しっかりとお手伝いさせていただきます。
12月開講のインド占星術講座も、
まだ間に合いますよ〜!
気になっている方は、
こんな時代だからこそ、ぜひご一緒に♪
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Shree Vidyaシュリヴィッディヤの
「インド占星術」
講座 も 鑑定 も 受付中〜!
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12月開講! >12/3(木)〆切<
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17期(火曜クラス@オンライン&西葛西同時)
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2020年ラスト!
<12月>
15(火)、16(水)、17(木)
28(月)
2021年はじまり
<1月>
5(火)、6(水)、7(木)
20(水)、21(木)、22(金)、23(土)、24(日)
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