①今年総合落ちだった人
②今年記述足切りだった人
③今年択一足切りだった人
④今年受験してない新規の人
昔に比べると択一基準点は低くなっているので択一基準点はクリアーしやすくなっており、昔より記述を採点される可能性は高めになっているはず。
だから①の人達が全員来年合格するとは考えなくていいです。今年は今年、来年は来年で評価されるのがこの試験。
ただ、②~④の人達は、①の人達を追い抜かないと合格できないと思って勉強しないと、今年の試験のレベルのままでは合格点にいけないことも意識してください。
①の人達が、現時点では②〜④の人達より合格可能性が高いのは事実なので。
そして、今年受験した①~③の人は、あと何点とったら合格できたのかを考えてみてください。
たとえば、全ての基準点をクリアーしたけど合格点まで8点足りなかった人は、択一であと3問上乗せしていたらよかった、とか。
その3問は、どの科目からどれだけ得点できたのかとか。
せっかく成績通知が来たのだから、来年合格するために活かしましょう。
たぶんどこかの科目の得点バランスが悪いはずです。バランスよく得点していくことが大事。
バランスよく得点するためには、苦手な論点に時間をかけるとか、今の自分に足りていないところを補う勉強をすることです。
得意な科目はたくさんやらなくてもいいのですから。
あと、④の人は基本的に本試験の感覚がわからないので、①から③の受験生のライバルになるレベルまで勉強できる人はそもそも少ないだろうと思います。
でも、たまに私みたいに一発で合格してくる人もいるので、①から③の方は、たぶん少ないけどライバルは増える、ということも認識しておいた方がいいです。
自分が④だ、という人。
今年総合落ちしたような受験生はたしかにレベルが高い。でも、それを追い抜かないと一発合格はない。
本試験の経験がないから、それに近いことはやってください。答練や模試。
全科目受講するだけで終わってしまったら合格は難しいから、間隔をあけずに2周目、3周目と進められるようなスケジューリングをしてください。
自分でできなかったり迷った時は、受講してる講座の先生に相談してみましょう。
④の人達が①から③の人達に勝てるもの。
それはこの試験へのモチベーションと、この試験の怖さを知らないことです。
怖さなんかわからないうちに合格できるように、やれることは全てやりましょう。
今年の本試験を受験し、司法書士試験の怖さを知ってしまっている人。
知っているからこそ、今の自分と合格との距離がわかるはずです。
何をどれくらいやればいいのか考えて勉強しましょう。