箱根駅伝予選会の感想【中編】~今日はきのこの日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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1日の平均残業時間が5時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
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本日は早朝5時に出勤して、夜7時に終業で残業は5時間。


先日の箱根駅伝予選会では桜美林大のレダマ・キサイサ選手が昨年に続いて個人で1着。


しかしこれだけ圧倒的なタイムを叩き出す選手がいながらも、チームとしての総合成績には伸びが見られません。

留学生を入れている他の新興校にも言えることですが、もう少し所属している日本人選手の実力に見合った留学生を、

例えばハーフを1時間0分台ではなく、3分台くらいで走る留学生を入れて徐々に底上げを図っていったほうがいいような気もいたします。


昨年の予選会ではアフリカ人留学生が上位6名までを占めて力の差を見せつけられましたが、

今年は上位10名中、日本人5名・留学生5名と拮抗。



順大の塩尻和也選手や駒大の片西景選手といった、箱根強豪校のエース級が今年は多かったこともありますし、

キサイサ選手は新しいシューズが合わずに他の選手から急きょ借りた、

山梨学院大のニャイロ選手は故障明けなど留学生の調子がイマイチで、

日本勢にとってはちょうど良いペースになったことも理由に挙げられるでしょう。

もちろん、先日のシカゴで大迫傑選手が海外勢と真っ向勝負を挑んで結果を出したことが、日本人学生に意識の変化をもたらしたこともあるかもしれません。


気候に恵まれたこともあって、各校のエース級は軒並み上位に入ってきましたが、

昨年全体14位に入った中央大のエース・舟津彰馬選手が99位に終わったのは少し気になるところ。



昨年、オールドルーキーとして注目を集めた東京国際大の渡邊和也選手は2年生になった今年も堅実な走り。



悲願の箱根初出走を目指す東京大4年の近藤秀一選手は夏場にヒザの故障に見舞われたものの、全体47位に入り、

4年連続となる関東学生連合のメンバー入りを果たしました。



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まあしかし、桜美林大のレダマ・キサイサ選手の走りを箱根本戦で一度くらいは見てみたいものであります。



関東学生連合チームに留学生は選ばれない規則となっていますが、

前回大会のように早々と集団から置いていかれて、最後方をポツンと単独走するような展開になってしまえば、

選手たちはただ箱根のコースを走っただけという経験しか残らないと思います。



仮にキサイサ選手が2区を走れば、そこで先頭に立ち、後を継ぐ選手は他の強豪校にどんどん抜かれるかもしれませんが、

先頭で走った経験や強豪校の選手たちに抜かれた悔しさが財産となって、

それが自分のチームにも還元され、ひいては学生長距離界全体のレベルアップにつながると思うのです。

キサイサ選手が4年生になる来年は規則が変更されることを期待したいと思います。