夕食後より練習開始。
キロ6分半ペースで気持ちよく6kmだけジョグして、これにて出水ツルマラソンに向けた調整は完了。
あとはレース当日もいつものようにジョグや準備運動はいっさい行わずに体力温存して、スタートの号砲を静かに待ちたいと思います。
昨日は日テレ系の朝の情報番組『スッキリ!』と、夜のNHK『クローズアップ現代』に、
先日のシカゴマラソンで日本記録を更新したばかりの大迫傑選手が生出演。
他にもスポーツ紙の取材や各種イベントにも登場するなど、昨日の陸上メディア界は大迫一色に染まりました。
私も『クローズアップ現代』をじっくりと観させて頂きましたが、
大迫選手は人間的に厚みが出てきたというか、凄みが出てきたというか、何かを超越したかのような、まさに『半端ない』雰囲気を漂わせ、
強い目力に押されて聞き手の武田真一アナも少しタジタジの様子で、
いつもはどうでもいい小ネタを披露する増田明美さんも、大迫選手の前でそんな軽々しい発言はとてもできない感じでありました。
大迫選手の走りの特徴の一つとしてフォアフット走法が紹介されていましたが、
大迫選手自身、意識することなく自然に身に付いたものらしく、
あとで自分でその走法をネット検索してわかったぐらいだという証言は驚きでありました。
その中でも、
「瀬古さんのようになりたいとか、そうした理想像は持たない、究極の姿は求めない」
という考え方には、私のこれまでの観念を変えさせる、強烈なインパクトがありました。
私もタイムを3時間30分まで縮めたい、100歳でフルマラソン完走、などといった究極の目標を立てていましたし、
ランニングに限らず、仕事においても自分は会社でどのような立場を目指すのか、理想の形を持っておいたほうがよいと思っていましたが、
そうした最終的なゴールを決めてしまうと、その枠内の成績や立場にとどまってしまうかもしれませんし、
仮に目標を達成したらモチベーションを失ってしまうかもしれません。
目の前にある目標に向けて少しずつ前進していくことだけを考える、
私もまずは明後日の出水ツルマラソンで自己記録の3時間59分56秒を1秒でも縮めることだけを今は目指していこうと思います。
あと、大迫選手は「記録よりも勝負」ということも改めて強調されていました。
出水ツルマラソンでは他の大会同様にサブ4のペースメーカーが配置されるそうなので、
今回はそのPMと勝負をするような感覚で35km過ぎくらいまではピタリと付いて、タイミングを見計らってスパートする。
優勝争いでもしているような感覚で走ることができればいいかなと考えております。