代表選考レースとしてのさいたま国際の意義~今日は地球感謝の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝4時に出勤して、夜7時半に終業で残業は6時間半。



昨日のさいたま国際マラソンは女子の東京五輪代表選考レース、MGCファイナルチャレンジも兼ねて実施されましたが、

日本人トップとなった吉田香織選手のタイムは2時間35分15秒と、派遣設定記録(2時間22分22秒)には遠く及ばないものに終わりました。



日本人招待選手が38歳のベテラン吉田選手1人だけだったこと、

その吉田選手の自己記録が2時間28分台であったことから、この結果はわかっていたことではあったのですが、

そうとは知りつつもとりあえずは五輪代表選考レースの体裁をとって放送しなければならない日本テレビさんや、

解説の高橋尚子さんたちの苦労が伝わってきて、何とも気の毒な昨日の中継内容でありました。


そして吉田選手自身も体調が万全ではなかったとのことで、

唯一の日本人招待選手として走らなければならない責任を一身に背負ってしまった形で、これもまた気の毒な感じがしたのでありました。



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かつてこの時期に行われていた代表選考レースである東京国際や横浜国際女子マラソンの後継大会として、

5年前から実施されているさいたま国際の「女子代表チャレンジャーの部」でありますが、

この大会を経て代表に選出された例はいまだ1例もありません。

それどころか記録も軒並み低調で、代表選考の俎上にも上がっていないのが現状であります。



このような中途半端な形で残すくらいなら、いっそのこと、さいたま国際は代表選考レースの看板を外して、

女子は大阪国際名古屋ウィメンズの2レースのみを選考レースとして定めればよかろうと思います。


そうすれば各レースの日本人トップは即内定、残る1枠は各レースの日本人2位のタイムの速い方、

あるいは世界ランキングの上位選手という形にすれば、

MGCという形式をとらなくとも明確な基準のもとに代表3枠は埋まることでしょう。


まあしかし、大人の事情やら何やらで、あるいは男子と足並みを揃える意味でも選考レースは3つにして、

さいたま国際も選考会として残さなければならないのが実際のところだと思います。


それならばそれで、さいたまに有力選手が集まらない大きな要因である全日本実業団女子駅伝の日程を変更すべきであります。


全国中学駅伝も全国高校駅伝も全日本大学駅伝も、男子と女子は同じ日か、ほぼ同じ時期に行われるのに、

実業団駅伝の全国大会のみ全く別の日程でやるというのもおなしな話です。


男子は元日なら女子は大晦日に実施すれば、さいたま国際の問題も解決、

実業団駅伝が2日連続で行われることで、お互いの大会もより盛り上がることに繋がるかと思います。