昨夜から今日にかけて、熊本県内でも新型コロナウイルスの感染者が次々に確認されています。
私が3月15日に出場を予定している芦北うたせマラソンの開催も風前の灯で、
これで私の今シーズンのレース出場も先週の熊本城マラソンを持って終了となりそうです。
熊本城マラソンに関しては、冷たい雨の中で行われて救急搬送者が大量に出たこともあって、
その開催した是非をめぐって色々とネット上で議論が交わされていましたが、
今回の感染者の一人が熊本城マラソンをゴール地点で観戦されていたという情報が出てきて、
ますます「だから言わんこっちゃない」と開催を非難するムードが高まってきたように感じます。
これは熊本城マラソンに限らず、各地でマラソン大会が中止に追い込まれていく中で、
全国的にマラソン大会そのものが「悪」という雰囲気ができつつあり、我々市民ランナーとしても非常に困惑しているところであります。
それに関しては色々と反論したいところでありますが、一般の市民の方々がマラソン大会に関して普段から抱いていた不満が、
今回の件をきっかけに一気に表面化してきた側面もあるかと思います。
ランナー目線では大いに盛り上がっているように感じる都市型市民マラソン大会も、
長い時間に渡る交通規制によって市民生活が制限され、それに対して不満、憤りを感じている方も実際は相当数に上ると思われます。
何よりもかつての私自身がそうで、私が住む地域は熊本城マラソンのコースに東西南北スッポリと囲まれていて、
開催中は一歩も外に出られず、それに不満を抱き、今から7年前、
「こんな思いをするなら俺が走ってやる❗」
と怒りにまかせて1年後の熊本城マラソン出場を目指して走り始めたのが、ラン生活のきっかけでありました。
そんな冷却期間という意味で今回の中止ドミノを自分で納得させようと思うのですが、
ただ一つだけ物を言わさせて頂くならば、今回多方面で使用されている熊本城マラソンのワンシーン、
多くのランナーがマスクを付けて走っている写真ですが、
よくよく見ればゼッケンナンバーがみんな2万番台であり、3キロのファンラン部門であることがわかります。
それもマスクを付けている人がうまく前の方に一列に並んだ瞬間を切り取っていて、
まるで参加者全員がマスクつけて42.195kmを走っているようなシーンに映ってしまいます。
この部分の誤解だけは熊本城マラソンを愛するものとして、しっかりと解いていこうと思うのであります。