熊本市では来週から本格的に小中学校が再開されるのに備え、今週から半数ずつグループを分けての臨時登校が始まりました。
昨日は中学3年の長男が登校日で、中学1年の次男が自宅でZoomを使ったリモート授業だったわけですが、
私が仕事休みだったこともあって、次男の授業の様子をこっそりとカメラに映らないように斜め後ろから覗き見してみました。
3週間くらい前にも一度覗いてみたのですが、その時は先生が点呼を取って、その日の課題、
「問題集の何ページを解いて、それを撮って送信して」
とものの5分くらいで終わっていたのですが、
昨日は電子黒板らしきものを駆使しながら、本格的な授業を1時間以上行っていました。
先生方もZoomの使い方に随分と慣れてきた様子だけに、
来週から本格登校が始まることで、せっかく軌道に乗り始めてきたリモート授業の流れを止めてしまうのももったいない感じがしてきます。
通常授業が始まっても、例えば週に1日はリモート授業の日とするなどしておけば、来たるべき第2波への備えもできますし、
先生・生徒ともにリモートでの学習をさらに進化させていくことができるでしょう。
先生方にテレワークを推進させる意味で必要になってくるかもしれません。
そこがうまくいけば、先生も自宅、生徒も自宅からというリモート授業も成立するでしょうし、
さらに進めば選択授業の枠を設けて、生徒が自宅にいながらにして自由に授業を聞く先生を選べる、
社会が好きな生徒は社会を、英語を強化したい生徒は英語を、といったスタイルも採ることができるでしょう。
もっと突き詰めていくならば、学校の枠にとらわれず、
××県○○中学の△△先生の数学の授業はメッチャ面白いし、成績がバリバリ上がるそうだから受けてみよう、
といった感じで日本全国どの学校のどの先生の授業も選択できる、
そうなれば「リモート授業の生徒数」という明確な基準ができて先生の評価もやり易いでしょうし、
先生方もその生徒数を増やそうと努力しますので、授業の質の向上につながっていくことでしょう。
こうしてちょっと考えただけでもリモート授業の可能性は無限大でありますので、
今後ともリアルな授業とリモートでの授業を併用していく感じで、新しい時代に対応した学校教育を模索していってもらいたいと思うものです。