クイーンズ駅伝2020の感想【後編】~今日はOLの日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝4時に出勤して、夕方5時に終業で残業は4時間。



日曜日に行われたクイーンズ駅伝は、今大会が通算20回目の出場となったワコールの福士加代子選手の駅伝ラストランにも注目が集まりました。

最終6区を任されて6位でタスキを受け取ると、3位まで順位を押し上げ、

自身が出場したこれまでのチームとしての最高順位4位を更新する大団円で幕を閉じるかと思いきや、

最後の直線で豊田自動織機の籔下明音選手に抜き返されて4位。



優勝争いのほうは日本郵政の独走状態でありましたので、テレビの中継も6区では多くを福士選手の走りに時間を割いていましたが、

そのようなシチュエーションに導けるあたりが福士選手の持っているところであると思いますし、

最後に抜かれたのも永山監督曰く「オチをつけてくれた」というように福士選手らしく、

ゴール後は追い抜いた籔下選手に「コノヤロー」と突っ込みを入れまくるシーンを含め、

最後の最後まで福士劇場を我々に見せてくれたものだと感じたものです。



ただ、あくまでも駅伝が最後で個人種目のほうは今後も続けていく予定でありますので、

来週の日本選手権1万mも含めて、これからも様々な場面で我々を楽しませてくれることは間違いないでしょう。


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また、熊本の肥後銀行の5区を任された本田絵里香選手も今回が駅伝ラストランでありました。



熊本・千原台高校から愛知・名城大学を経て2014年に地元の肥後銀行へ入行し、

当時は創部4年目の若いチームでありましたが、駅伝では常に主要区間を任されて安定した走りを続け、

2015年・2016年と全国大会の切符を逃す悔しい時期もありましたが、

2017年以降は4年連続でチームは予選会を突破し続けて、肥後銀行をクイーンズ駅伝の常連に押し上げる立役者となりました。



福士選手と違って、本田選手は現役生活そのものも今年限りということですが、

昨年12月の山陽ハーフで自己新、今年2月の唐津マイル女子10キロを自己記録で優勝、

さらに3月の名古屋ウィメンズマラソンでは自己記録を10分以上縮める2時間29分台をマークして11位に入るなど、

ここ1年で記録が飛躍的に伸び始め、マラソン選手としても成熟期を迎えそうな気がしていただけに、

個人的には引退は残念であるものの、こうして現役に区切りをつける決意があったからこその最後の進化であったのかもしれません。



まあしかし、今大会はエース区間の3区で区間12位と健闘し、予選会のプリンセス駅伝では10人抜きを演じた平井見季選手のように、

今後、日本のトップレベルへと成長していきそうな選手もチームから出てきました。

本田選手は抜けますが、その穴を埋めるべく各選手が奮闘し、チームとしても一皮むけそうな気もいたしますので、

悲願であるクイーンズ駅伝8位以内の実現がより一層、期待できると思うのであります。