朝顔
アサガオは、夏の暑い時季に咲くヒルガオ科の蔓性一年草です。
かつては薬草として用いられ、その種は、牽牛子(けんごし)という生薬で、下剤などの用途で使われていました。
東アジアの原産で、奈良時代に中国から薬草として日本に入ってきました。
そして、江戸時代の園芸ブームでは、多くの品種が開発されました。
千利休の朝顔の茶会は有名で、庭の朝顔を全て摘み取って、茶席に一輪の朝顔を生けて豊臣秀吉を感嘆させました。
「草深き露を 残してつゆよりも はかなく消ゆる 朝顔の花」
大綱和尚
ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。
主菓子 庭若葉 薫々堂製(大阪)
菓子器 一閑縁高 表雲斎造
干菓子 あさがお 豊島屋(鎌倉)
干菓子器 四方盆 煌又造
突然変異の変化アサガオというものもあります。
これを観賞しているのも一興ではないでしょうか。