瓢文薯蕷饅頭

本日は、滴翠美術館で開催されたピーター・ハーモン作品展「水指と茶碗の魅力」の添え釜茶会の第三席に参加させて頂きました。

藪内流の点前を正客で拝見しましたが、裏流の釜の蓋の真取りのような所作が薄茶点前でもあり、刀を差す側と逆の右の腰に袱紗を着けたり、それ以外にも、柄杓の扱いや道具の清め方などが違ったりと、驚きを持って見させてもらいました。

藪内流では、豊臣秀吉から瓢を拝領したようで、瓢の意匠が棚になど、多く用いられています。

 

以下のような趣向で、お茶を楽しみました。

 

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軸 賀客聲々沸春延 藪内流六代比老斎筆

 

主茶碗 御本手 ピーター・ハーモン造

菓子  瓢文薯蕷饅頭 銘 篠山紀行 鹿生堂製(篠山)

菓子器 時代英国製唐風文様印判皿

 

道具組も興味深いものでしたが、表流は佗茶なので分家の裏流とは割合似ているのに対して、武家茶の藪内流は随分と異なるのでとても新鮮な感じがしました。

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