借景 六甲山

神戸は、横浜と同様に、海と山を備えた街です。

しかしながら、その山側は国立公園を含んでいる点で他を圧倒していると言えます。

 

西の軽井沢と言われるように、外国人によって見いだされて開発されました。

明治36年(1903年)に、イギリス人のアーサー・ヘスケス・グルーム(Arthur Hesketh Groom)が六甲山に、日本最古のゴルフ場である神戸ゴルフ倶楽部を造りました。

そして、昭和7年(1932年)、ヴォーリズの設計によって建物が建て直されました。

 

既に、それ以前の明治28年(1895年)にはレクリエーションのために六甲山の土地をグルームは借りていました。

以降、徐々に山荘が増えていきました。

一方、グルームは私財を投じて山道を整備したり、植林による砂防を施したりと、六甲山の開発と保全に努めました。

そのお陰で今日、六甲山でレクリエーションを楽しむことができるのです。

 

mayasan

さて、この地域で思い起こされるのが、かつて放映されたドラマの舞台となっていたことです。

そのドラマは、「過ぎし日のセレナーデ」です。

当時、中吊り広告を一社に統一した東急東横線のTOQ-BOXで「過ぎし日のセレナーデ」が宣伝されていたことを覚えています。

 

ドラマの中で、田村正和らが摩耶ケーブルに乗る場面が幾度も出てきます。

その摩耶ケーブルに実際に乗ることができましたが、それだけではなく、ドラマにも登場する摩耶観光ホテルの跡をロープウェイから見られました。

時間の経過を感ぜざるを得ませんでした。

 

それでは、皆様も六甲山を訪れてみてはいかがでしょうか。

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