トレンドの始まりと終わりを表示するMT4インジケーター「TTF(6AUG05)」
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「TTF(6AUG05)」は、TTFという買いと売りの力関係をもとにしたオシレーターで、トレンドの始まりや終わりを分析することができます。
次のような方に「TTF(6AUG05)」は向いています。
トレンド相場でのエントリーのタイミングを調べたい方
トレンド相場でのイグジットのタイミングを調べたい方
この記事では「TTF(6AUG05)」の使い方やパラメーターの設定方法について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
TTF(6AUG05)の概要
インジケーターを起動すると水色のラインでTTFが表示され、赤色のラインでシグナル水準が表示されます。
インジケーターの値が75のシグナル水準を上回った場合、上昇トレンドが始まった可能性を示唆しており、そこから再び75を下回ると上昇トレンドの勢いが衰えつつあることを示しています。
逆に-75のシグナル水準を下回った場合、下降トレンドが始まった可能性を示唆しており、その後、再び-75を上回ると下降トレンドの勢いが衰えつつある可能性を示しています。
「TTF(6AUG05)」がオリジナルのTTFと異なるのは、TTFをT3移動平均で平滑化している点です。
単純移動平均でインジケーターの表示を滑らかにする場合、算出期間を大きく設定する必要がありますが、値動きに対するラグも大きくなってしまいます。
一方、T3移動平均は、ほかの平滑化方法と比較してラグが少ないという特徴があり、「TTF(6AUG05)」は通常のTTFよりもノイズを抑えつつ、価格に対する反応速度の低下も最小限に抑えています。
そのため、通常のTTFよりも「TTF(6AUG05)」の方が扱いやすいと言えるでしょう。
TTF(6AUG05)を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TTF(6AUG05)のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TTF(6AUG05)のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TTFbars |
trend trigger factorの算出期間 初期値:8 trend trigger factorの算出を設定します。 |
TopLine |
シグナルラインの上方水準 初期値:75 上昇トレンドの閾値を設定します。 |
BottomLine |
シグナルラインの下方水準 初期値:-75 下降トレンドの閾値を設定します。 |
t3_period |
T3平滑化期間 初期値:3 値を大きくする程インジケーターの表示が滑らかになります。 |
b |
T3加速因子 初期値:0.7 インジケーターの感度が変化します。 |
「b」はT3の感度を調整するパラメーターですが、0に設定すると指数平滑移動平均で平滑化が実行されますので、変更する場合は留意しておきましょう。
まとめ
「TTF(6AUG05)」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下の通りです、
TTFが75を超えると上昇トレンドが始まった可能性を示しており、そこから再び75を下回った場合、上昇トレンドの勢いが低下している状態。
TTFが-75を下回ると下降トレンドが始まった可能性を示しており、そこから再び-75を上回った場合、下降トレンドの勢いが低下している状態。
「TTF(6AUG05)」は、トレンドの始まりを捉えたい方に向いているインジケーターです。
トレンドの終わりも分析できるため、トレンド相場でのエントリーやイグジットのタイミングを計るのに、便利なインジケーターなのではないでしょうか。