まずはお知らせから。
たけじゅんセンセ(=武富純一先生)の所属しておられる短歌の結社「心の花」編集部が著した
『知識ゼロからの短歌入門』 が発売されています。
先生にチラッと見せていただいたときに思わず「読みやすそう」って言いました。
早速ネットで購入
読みやすいはず……
イラストが多いねん つまり、分かりやすいっ。
誌面にゆとりがあり、文字も見やすい。シチメンドウクサイということは全然な~い。
前から知りたかったことがキチンと書いてあります
例えば口語と文語のことや仮名遣いのこと等々。
初心者の目線で描かれているので、短歌の勉強の仕方から、歌集を作ることまで具体的。
沢山の歌人のいろんな短歌が掲載されていて、読み進めるととっても楽しいのです。
こんな感じで~す
では、そろそろまいりましょうか。添削講座。
夕刻の雷雨に走る人がいる翌朝ふわりと咲くばらに露
nonsan
たけじゅんセンセの添削後
黄昏の雷雨に走りし人思うふわりと咲けるばらの朝露
解 説
上の句と下の句の時制が一致していない。「…人がいる」は進行形。どちらを言いたいのかを決めて本筋を通すこと。
nonsanよりひとこと
喧騒と静寂のを作りたかった。
ライカよりひとこと
時制って、今まで一致してないんちゃう?と思える短歌もあるよね。これを機に『知識ゼロからの短歌入門』を見て勉強していこうっと。
三日ごと古い記憶のわき出でて下手な手作り映画のように
ライカ
たけじゅんセンセの添削後
三日おきに古い記憶のわき出でぬ下手な手作り映画のごとく
ライカよりひとこと
「三日おきに」とした方が、気が楽になったわ。
「三日ごと」にすると自動的になりそうでした。無理に記憶を掘り起こしたくはないんです。
「下手な手作り映画」は、最新のおしゃれな映画ではなく昔の泥くさい感じの映画のイメージ。
本日もお越しいただきありがとうございました