人生を楽しむには少しの勇気が必要だ。

誰かに「おはよう。」と声をかけるのにも

ちょっと勇気がいる。

 

自分が普段食べない料理を食べるのも

ちょっと勇気がいる。

 

普段着ない服、しない髪型をするのは、

それよりもちょっとだけ勇気がいるかもしれない。

 

こんな風に僕たちは、

この毎日の中で、

“勇”ましい“気”持ちを持つ機会がいくつかあって、

現にいくつかの勇気を振り絞って僕たちは、

今を生きている。

 

そして実は勇気というのは、

そんなに大それたものじゃない。

それは、例えばこんなように。

 

・誰かの誘いを断る。

・誰かの誘いを受ける。

・自分の気持ちを伝える。

・電話をかける。

・違う道で帰る。

・休みを取る。

・自転車に乗る。

・海に入る。

・テストを受ける。

・旅行にいく。

・一人でラーメン屋にいく。

・習い事をする。

・新しい髪型にする。

・新しい携帯に変える。

・ダイエットを始める。

・新商品のドリンクを試しに買ってみる。

 

上のように挙げたらきりがないけれど、

僕たちは、こんな小さな勇気を

どこかの瞬間で知らず知らずに

振り絞って生きてきているのだ。

 

そしてこの「ほんの少しの勇気」が、

人生を楽しむにはどうやら必要らしいのだ。

 

ちょっとの、

ほんのちょっぴりの勇気と冒険が、

人生ってやつを面白くするらしい。

 

最近僕自身、それをすっかり忘れていた。

 

人生を今よりも、

一ミリだけ楽しくするのは、

ちょっとの勇気。

 

そして、それは既に僕たちの心の中にある。

 

だってその心にある

“勇”ましさのおかげで、

僕たちは、今を生きれてるんだから。

 

うまくいかないこともあったでしょう。

でも、それでもここまで生きてこれたのも、

ここまで今あなたが生きているのも、

それはひとえに人生のほんの小さなその瞬間に、

その勇ましさを従えて、

その気持ちを少しずつ表現出来たからなのだ。

 

だから、

今よりも少しだけ胸を張って生きよう。

その勇気をちょっと出してみよう。

 

そんな勇気私にはないって?

それは勇気が「当たり前」になってしまっただけだ。

 

最初は自転車に乗るのも怖かったのに、

プールに入れなかったのに、

苦手なものも食べれなかったのに、

そういったことが出来るようになったことって

きっとあったでしょ?

 

それは小さな勇気を振り絞ったからだ。

 

だから「当たり前」にできるようになったんだよ。

 

ほんのちょっとの小さな勇気を振り絞ろう。

 

人生にほんのちょっとのスパイスを振りかけよう。

そしていつかこういってやろう。

 

「なんだ。私って結構やるじゃん!」

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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