この世界が天国だとしたら

仕事から帰り、

家についてテレビをつけると映画がやっていた。

たまたまつけたその映画で、

こんな台詞が耳に入ってきた。

 

「この世界が天国だって気づいたの。」

「これが天国だって?」

「それは人間がめちゃくちゃにしちゃったからよ。」

 

ストーリーもよくわからない。

タイトルもよくわからない。

 

だけど、

なぜだかこの台詞だけが耳に入ってきて

こころを掴んだその時に

ふとこんなことを思ったのだ。

「そういう見方もあるか。

 確かに死んでからでも天国は、

 味わえるかもしれない。

 

 だけど、それも不確かでよくわからない。

 あったとしても、あと何年待てばいいのだろう。

 でも、彼女が言うように

 もしもこの世界が天国だとしたら…。

 今からでも僕たちは、

 きっとこの世界を楽しむことが

 出来るんじゃないだろうか。」

ふとそんなことを考えたのだ。

 

結局、僕という人間を

結局、あなたという人間を

体験できるのは、

今のこの世界だけだ。

その考え方で、

その感じ方で、

この世界を見つめることができるのも、

悲しむことも、

怒ることも、

喜ぶことができるのも、

今のこの世界だけだ。

 

苦しさにまみれ、

怒りのまれ、

悲しみに暮れる。

確かに地獄ような日々が人生にはある。

 

でも、もしもこの世界が「天国」だとしたら、

そう思って今日という1日だけでも、

その中のたった一刻だけでも

生きることが出来たなら…。

 

僕たちは、喜びに満ちた何かを選択するんじゃないだろうか。

目先の利益や、感情に惑わされず、

僕たちは本当に大切なものに、

本当に大切な声に耳を傾けるんじゃないだろうか。

もし、この世界が天国だとしたら、

きっともっと僕たちは、

この世界を楽しむんじゃないだろうか。

そんなことをテレビを見て感じたのだ。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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