ポエムと数値
さいたまで設計にこだわった性能のいい木の家を建てている、昭栄建設の注文住宅 Shoei彩工房の筋野です。
昨日の地鎮祭ブログで書かせていただいた文章で、とある方からポエマー的な感じだねとご意見をいただいたので、今日は数値あっての言葉であることを少し書かせていただこうかと思います。
現在基礎工事中の西区M様邸の現場です。
先日夕方、現場でお打合せをさせていただいた際に取った写真。
このようにコンクリートが打設されてしまうと見えなくなってしまう基礎の鉄筋ですが、M様邸は平屋建てにも関わらず立ち上がりや地中梁に主筋2-D13が入っています。
これは許容応力度計算で耐震等級3を設計した結果。
平屋だったらそんな大げさなことしなくても大丈夫でしょ?なんて、感性で判断せず、きちんと計算に基づいて根拠のある構造設計をしています。
そして断熱性能ですが、UA値0.41W/㎡・Kと、HEAT20のG2グレード以上の数値とし、南側の庇を大きく取り、夏の日射遮蔽と冬の日射取得を考えて設計しています。
その結果、暖房負荷は40.7kwh/㎡、冷房負荷は25.5kwh/㎡という数値。
C値は断熱施工が終わった段階で自社で測定しますが、1.0を切ることを前提としています。
そうすることで、年間の冷暖房費が約50,000円程度となります。
同じ建物条件でH28年省エネ基準(断熱性能等級4相当)にて年間冷暖房費を計算すると、約75,000円。
1年間で25,000円の冷暖房費が変わってきます、30年で計算すると750,000円と大きな金額。
もちろんご家族の暮らし方や生活習慣で変わってくる部分もありますので、おおよそと捉えていただけると良いかなと思います。
彩工房としてはまだ取り組みだして間もない部分なので、これから設計数値と実際に暮らしはじめてどうなのかを検証させていただき、新たな設計に落とし込んでいきたいと考えていますが、今自分の手を動かして出来ることは全部やろうと思ってやっています。
許容応力度計算は実施設計スタッフに任せていますが、UA値計算と冷暖房負荷は自分の手を動かして検証し、プランニングに落とし込んでいます。
それらの数値を踏まえた上で。
家づくりは人と人。
想いを重ねることで本当にいい家ができると僕は思っている。
そう言っています。
そしてポエムではなく、本気でそう思って言葉にしています。
感性だけではないことを分かっていただけると嬉しいです。
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