数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(190)  救出

2020-08-17 19:18:24 | 漫画のシナリオ
(190)救出

四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

須藤良子(12。小6) 169㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。

須藤志保(35) 170㎝。良子の母。清楚な美人。

玲子(35)志保の友人。ちょっとくずれた感じの気のよさそうな美人。職業はホステス。

凶相の半ぐれA、B、C(共に25)

ボス(30)長い髪を辮髪(べんぱつ)にした2m30㎝の巨人。子分たちに輪をかけた恐ろしい凶相。

B1=石川が発明したスズメ蜂型ロボット。

N=ナレーション


○郊外。閉鎖した工場群が並ぶうら寂しい所。

   閉鎖した工場群のうら寂しい絵。

   尚も同様の絵。

   廃屋になった小さな工場の外観(扉の横にワゴン車が停まっている)。

   その工場の外の門の上にB1が止まり工場の方を見ている。

   同、工場内

   工作機器も何もない空っぽの工場内の絵。

   奥へと進む。

   木箱の上に注射器三本と小分けした覚せい剤が無造作に置いてある絵。

   工場奥の真ん中に置いたWのマットレスの上に良子と志保が恐怖に震え、膝を崩して抱き合っており、その周りにA、B、Cの三人が立って野卑な笑みを浮かべて母子を見下ろしている(マットレスの横の木箱の上に前出の注射器三本と小分けした覚せい剤が置いてある)。

   その後ろに一人用のとてつもなく大きな回転椅子の背がこちらに向いており、誰が座ってるのか見えぬが葉巻の煙がたゆたっている(不気味な絵)。

   怯えて男達を見上げ、
志保「いったい何が目的でさらったの?・・・」

   男達、無言で母子を見下ろす。

志保「私達をどうするつもりなんですか?」

   志保のスカートがまくれあがりパンツがチラっと見える絵のアップ。

   蛇のような目で志保の太腿を凝視し、
A 「どうなるか想像出来ないほどウブじゃあるまいが?」

   志保、絶望の眼差しでAを凝視する。

B 「うちの店で客を取って稼いでもらうのよ」

   志保、良子、ギョッとする。

   ベルトを外しながら、
B 「ただし、俺達が母娘丼をたらふく喰らった後でな」

   志保、良子、恐怖にひきつる。



   同、工場の外

   向こうの方からブルルルとアパッチのエンジン音が聞こえ、B1が振り向く。

   20m先にある工場を見て、
修一「どうやらあそこに連れ込まれたようじゃのう」

玲子「こんな淋しい所に連れてこられて心細い思いしてるだろな・・・」

   アパッチ、門の側にスッと止まる。

   アパッチに跨ったままサイドスタンドをカチャっとかける絵のアップ。

   修一、工場の方に目をやりながらアパッチから降りる。

   修一、玲子の両腋に手を入れる。

   そしてヒョイと抱え上げてアパッチから降ろしてやる。

   メットを脱ぎながら頬を染めて照れ、
玲子「有難う。岩城さんって優しいんだ」(それにすんごい怪力・・・)

   修一が屈んでアパッチの車体の下から刀を取り出してる時に玲子の眼前にB1が飛んで来た。

玲子「きやー、スズメバチ!」と叫ぶ。

   指先に停まったB1に、
修一「よしよし、御苦労じゃった」

   頭を撫でてやりながら、
修一「クソ共を殺さずに隠れ家を突き止めたのは偉かったぞ」

   B1、嬉しそうにウンウンと頷く。

   恐る恐るB1に近づき、
玲子「ひょっとしたら、その蜂が良子ちゃんを見張ってくれてたの?」

修一「(頷き)一刺しで人間を瞬殺する殺人ロボットじゃ」

   恐々B1の頭を撫でながら、
玲子「ひえー、これがロボットとは信じられない・・・」

   肩にB1を停まらせ刀をベルトに差しながら、
修一「では参ろうか」

   平然と工場の扉に向かってゆく修一の後ろ姿をあっけにとられて見て、
玲子(忍者みたいに隠れて接近するのかと思いきや、そんな堂々と・・・?)

   恐々修一の後に従いながら、
玲子「ねえ、中の様子や敵の人数を確かめたりしないの?」

   不思議そうな顔で振り向き、
修一「え?ただ向かって来るクソの首を刎ねりゃええだけじゃろ?」

   スタスタゆく修一の背をぼう然と見ながら、
玲子(さ、さすが。達人って超シンプルな思考なんだ・・・)

  
   同、工場内

   工場の天井の絵に志保の悲痛な声、
  「やめてっ、娘に触らないで!」

   良子の短パンから伸びた形よい太腿のアップ(短パンの奥にわずかに下着が見える)。

   屈んで舌なめずりしながら良子の太腿を撫で、
B 「堪らんなー、12才の肌ってこんなにすべすべしてんだ・・・」

   尚も魅入られた様に太腿を撫で、
B 「マジ顔が映りそうな肌だわ・・・」

   こちらに背を向けた巨大な回転椅子に座ってる姿が見えぬ者が吹かす葉巻の煙が不気味にたゆたっている。

   良子を抱きしめて懇願するように、
志保「私があなた達の相手をするから娘には手を出さないで・・・」

   志保の後ろに片膝をついて彼女のブラウスのボタンを外しながら、
C 「(せせら笑い)やだなー」

   ブラウスのボタンを全部外してブラの上から胸を揉みながらうなじに舌を這わせ、
C 「このおばさん勘違いしちゃってー」

   両手でブラの上から志保の胸を揉みながら、
C 「俺達の狙いは前から目をつけてた娘の方で、あんたはただのおまけなんだよ」

   良子、驚愕する。

   志保、慄然とする。

B 「けど、最初はアソコがこなれたおばさんからゴチになるけどよ」

   共に恐怖に打ち震えながら、
良子(お兄ちゃん助けて・・・)

志保(岩城さん助けて・・・)N『母子は有り得ないと思いながらも心中で修一に助けを求めていたーー』


   天井の絵に良子の叫び声、
  「いやーっ、ママに触らないでっ」

   Aに後ろから羽交い絞めにされ、
良子「やめてーっ」と叫ぶ眼前で、ズボンを下して勃起を露わにしたBが、スカートをまくりあげパンツを脱がせた志保に挿入せんとし、それをCが野卑な目で見下している。

   同、工場の外

   修一と玲子が扉の前に辿り着く。

   修一、玲子に扉から離れるように手で合図し、玲子が横に避ける。

修一、扉を「ドンドン」と手荒く叩く。

   Cが怪訝そうに扉の方に目をやる。

C 「ちっ、いいとこなのに・・・」と不機嫌に扉に向かう。

   Cが不機嫌な顔で扉を細めに開ける。

   Cの喉に刀がスッと入る。

   そしていとも簡単に後ろまで貫く。

   工場内側に音もなく倒れたCを冷たい目で見下し、
修一「兼定の切れ味が良すぎて自分が死んだ事にも気づいちょるまい」

   玲子のパンツがジュッと濡れたのをスカートの下から煽って描いた絵。

   うっとり修一に見惚れ、
玲子「シ、シブすぎる・・・戦国武将みたいな人・・・」

        つづく


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